#読書 #源氏物語 #与謝野晶子 #紫式部 今宵から紫式部にスポットを当てた大河「光る君へ」が始まる先日蔵書整理している時に久々目にした、亡き母から受け継いだ「源氏物語」を再読しているこの「源氏物語」はあの与謝野晶子が現代語訳しており、実に読み易い今から62年前の1962年に出版された「源氏物語」は装丁もミニマルで味わい深い日本文学の伝統的古典の秀逸な長編小説であり、西欧社会でも1930年代にアーサー・ウェイレーが完訳し、「源氏物語」の全貌を知ることになった西欧の批評家達もこの物語について、構成の巧妙さ、心理の複雑さ、情景の抒情的美しさ、描写の精緻さなどを、マルセル・プルーストの大作「失われた時を求めて」と比較して議論している「源氏物語」は今なお世界文学に影響を与え続けている大河「光る君へ」では、この長編小説「源氏物語」構想の過程における紫式部の内的世界をどう表現していくのかに私は注目している