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ジュウ✨🤝✨
第7弾!
今回も、私が2022年の9月頃に書き始めた、『断片小説』と名付けた作品です!
グラ友さんから頂いた3つの言葉を、必ず作品中に入れて書くことになっていますが、それらは前回すべていれてあって、今回と次回は、⑥の続きになります!
主人公は、もちろんあの二人!
✌️😉
↓
《ジュウの断片小説 ⑦!『え』》
ファーストシーズン最終回!中編!
↓
「誕生日?」
「うん。今日。」とあなた。
「記念に絵を描かせて。」真顔。優しい顔。
「いいよ。」
私はポテチの袋を開ける。
指で砕いて鳩の前に。
鳩は一心不乱についばむ。
不意にもう一羽鳩が現れ、一緒に食べまくる。愛しい。
あなたにもポテチを差し出す。
落書き帳と鉛筆を握ったまま、あなたはくちびるでつまんで、器用に吸い込んでパリパリ食べる。
私も食べる。
そのローテーションを続ける。
「描けた!」
「見せて!」
え?写実的な模写かと思ったら、、
マンガ?イラスト?
私、ポテチを指でつまんだ、性別なんてわからない、ユニークな顔で描かれてる!
鳩もすっとんきょうな顔をして、ポテチの横に描かれて、下手ウマって言うのかな、、
でもとにかく、面白くて、愛らしくて、魅力的な絵になってる!!
「俺ね、マンガ大好きなのよ!マンガ読んでても怒られないために、ちゃんと勉強して、いい成績を取ってたんだ!」
「あ、あと、俺の専門、『彫金』だから!」
『え?』
ま、いいや。ステキな絵だし。
「雨、小降りになって来たね。私、折り畳み傘持ってるから、一緒に入って行こうか?」
「おっ、相合傘か!これも誕生日の思い出になるね~!」
「あんまりくっつかないでね!お互い汗とかで肌がベトベトだしさ。」
「くっつかないと、俺、濡れちゃうやん!なあ、鳩ポッポ、俺と一緒にどこか楽園を探しに行くか?」
「楽園から帰って来た時は、私へのお土産たっぷりで凱旋してね。遺跡にあった老木とかさ!」
「え~!運搬費が大変やん!世知辛いねえ。」
~これで終わりでもいいけど、まだつづくのよー!😉🤭~
#後編かと思いきや中編!🤭
#リクエストはサザンの『Happy Birthday』で!
#読んで下さった方、気に入って下さった方、スーパーありがとうです!!
ジュウ✨🤝✨
第7弾!
今回も、私が昨年の9月頃に書き始めた、『断片小説』と名付けた作品です!
グラ友さんから頂いた3つの言葉を、必ず作品中に入れて書くことになっていますが、それらは前回すべていれてあって、今回と次回は、⑥の続きになります!
主人公は、もちろんあの二人!
✌️😉
↓
《ジュウの断片小説 ⑦!『え』》
ファーストシーズン最終回!中編!
↓
「誕生日?」
「うん。今日。」とあなた。
「記念に絵を描かせて。」真顔。優しい顔。
「いいよ。」
私はポテチの袋を開ける。
指で砕いて鳩の前に。
鳩は一心不乱についばむ。
不意にもう一羽鳩が現れ一緒に食べまくる。愛しい。
あなたにもポテチを差し出す。
落書き帳と鉛筆を握ったまま、あなたはくちびるでつまんで、器用に吸い込んでパリパリ食べる。
私も食べる。
そのローテーションを続ける。
「描けた!」
「見せて!」
え?写実的な模写かと思ったら、、
マンガ?イラスト?
私、ポテチを指でつまんだ、性別なんてわからない、ユニークな顔で描かれてる!
鳩もすっとんきょうな顔をして、ポテチの横に描かれて、下手ウマって言うのかな、、
でもとにかく、面白くて、愛らしくて、魅力的な絵になってる!!
「俺ね、マンガ大好きなのよ!マンガ読んでても怒られないために、ちゃんと勉強して、いい成績を取ってたんだ!」
「あ、あと、俺の専門、『彫金』だから!」
『え?』
ま、いいや。ステキな絵だし。
「雨、小降りになって来たね。私、折り畳み傘持ってるから、一緒に入って行こうか?」
「おっ、相合傘か!これも誕生日の思い出になるね~!」
「あんまりくっつかないでね!お互い汗とかで肌がベトベトだしさ。」
「くっつかないと、俺、濡れちゃうやん!なあ、鳩ポッポ、俺と一緒にどこか楽園を探しに行くか?」
「楽園から帰って来た時は、私へのお土産たっぷりで凱旋してね。遺跡にあった老木とかさ!」
「え~!運搬費が大変やん!世知辛いねえ。」
~これで終わりでもいいけど、まだつづくのよー!😉🤭~
#後編かと思いきや中編!🤭
#リクエストはサザンの『Happy Birthday』で!
#読んで下さった方、気に入って下さった方、スーパーありがとうです!!
ジュウ✨🤝✨
えぴろーぐ
題名:『回収』
人気アイスクリーム店のオーナーである彼女。
閉店後、清掃や片付け、売上の確認や、翌日の営業に向けての準備までを終えると、彼女1人がその日の最後に必ず行うルーティンがある。
それは、店内に三冊置いてある『落書き帳』と題した自由記述ノートを回収し、そこに書かれた内容すべてに目を通すことだ。
今日は、午後から土砂降りが続き、平日でもあり、店内のイートインスペースを利用されたお客さんは、このシーズンにしては少なめだった。
経営は順調。基本的にポジティブな彼女は、来客が少ない日は、いつにも増してお客さんを熱心に見つめる。
今日の閉店間際までいたお客さんは三人。そのうち二人は、どちらも大学生くらいであろうカップル。
互いが書く内容が照れくさいのか、次回来店時に互いが書いた内容を見ようという約束なのか(そういうケースも結構ある)、この二人は別々のノートに、それぞれが書いていた。
一冊目の落書き帳の最後に書かれていたのは、カップルの彼女の方の書き込み。
『来てよかった。ありがとう雨。』
と書かれていた。
飲食店を営む身としては、雨はほぼ100%困る、ありがたくないもの。
でも彼女にとっては、今日の雨は何かいい結果をもたらしてくれたのだろう。よかったね!
ニ冊目の落書き帳の最後に書かれていたのは、言葉でなく、絵だった。
手をつないだ、かわいらしい男女の絵。きっと自分達なのだろう。そして、つないだ手の下、二人の足元には、二羽の鳥が仲睦まじそうに寄り添っている。自前の青色のペンで塗ったのか、『青い鳥』になっていた。鳩なのかな?どうぞおしあわせに!
三冊目の落書き帳、今日の最後の言葉を書いたのは、閉店時、最後まで残っていた、あのお客さんだ。
若いのか年配なのかわからない、不思議な雰囲気の男性だった。
その、三冊目の落書き帳には、
小さな、ささやかな文字で、
ちょっと不思議な、こんな言葉が書かれていた。
『ジュウ°の断片小説』
~おしまい~
#後編で終了かと思いきやえぴろーぐで終了!!🤭
#ジュウの断片小説⑨『回収』😉👍
#リクエストはサザンの『 Ya Ya あの時代を忘れない 』で!🥰
#読んで下さった方スーパーありがとうです!!
🥲🙇🙏🙏🥳









ジュウ✨🤝✨
えぴろーぐ
題名:『回収』
人気アイスクリーム店のオーナーである彼女。
閉店後、従業員と、清掃や片付け、売上の確認や、翌日の営業に向けての準備までを終えると、彼女1人がその日の最後に必ず行うルーティンがある。
それは、店内に三冊置いてある、『落書き帳』と題した、自由記述ノートを回収し、そこに書かれた内容すべてに目を通すことだ。
今日は、午後から土砂降りの荒天が続き、平日でもあり、店内のイートインスペースを利用されたお客さんは、このシーズンにしては少なめだった。
経営は順調。基本的にポジティブな彼女は、来客が少ない日は、いつにも増してお客さんを熱心に見つめる。
今日の閉店間際までいたお客さんは三人。そのうち二人は、どちらも大学生くらいであろうカップル。
互いが書く内容が照れくさいのか、次回にこの店に来た際に互いが書いた内容を見ようという約束なのか(そういうケースもけっこうある)、この二人は別々のノートに、それぞれが書いていた。
一冊目の落書き帳の最後に書かれていたのは、カップルの彼女の方の書き込み。
『来てよかった。ありがとう雨。』
と書かれていた。
飲食店を営む身としては、雨はほぼ100%困る、ありがたくないもの。
でも彼女にとっては、今日の雨は何かいい結果をもたらしてくれたのだろう。よかったね!
ニ冊目の落書き帳の最後に書かれていたのは、言葉でなく、絵だった。
手をつないだ、かわいらしい男女の絵。きっと自分達なのだろう。そして、つないだ手の下、二人の足元には、二羽の鳥が仲睦まじそうに寄り添っている。自前の青色のペンで塗ったのか、『青い鳥』になっていた。鳩なのかな?どうぞおしあわせに!
三冊目の落書き帳、今日の最後の言葉を書いたのは、閉店時、最後まで残っていた、あのお客さんだ。
若いのか年配なのかわからない、不思議な雰囲気の男性だった。
その、三冊目の落書き帳には、
小さな、ささやかな文字で、
ちょっと不思議な、こんな言葉が書かれていた。
『ジュウ°の断片小説』
~おしまい~
#後編で終了かと思いきやえぴろーぐで終了!🤭
#ジュウの断片小説⑨『回収』😉👍
#リクエストはサザンの『 Ya Ya (あの時を忘れない) 』で!🥰
#読んで下さった方スーパーありがとう!









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