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まき♂
擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」をこよなく愛しながらも、自分のことが好きになれない27歳の由嘉里。同世代のオタク仲間たちが結婚や出産で次々と趣味の世界から離れていく現実を前に、仕事と趣味だけの生活に不安と焦りを感じた彼女は、婚活を開始する。しかし、参加した合コンで惨敗し、歌舞伎町の路上で酔いつぶれてしまう。そんな彼女を助けたのは、美しいキャバクラ嬢のライだった。ライとの出会いをきっかけに、愛されたいと願うホスト、毒舌な作家、街に寄り添うバーのマスターなど、さまざまな人たちと知り合い、関わっていくことで、由嘉里は少しずつ新たな世界を広げていく。
死とは一般的に言えば別れを象徴するものだが、こちらの作品で僕が感じたのは双方向のコミュニケーションが取れない状態の事を意味しているのではないか。由嘉里とライの関係性しかり、由嘉里とアニメの関係もそれに付随しているように感じる。陸で暮らす生き物と水中で暮らす生き物が一緒に暮らせないように、究極的には他者とは分かり合えない。そう言うとなんというか寂しく感じるがだからといって『想う』事を諦める理由にはならない。もちろんこれは僕の考え方だし全員がそれを出来るわけではないのも分かっているので押しつける気はない。でもそう考えられる僕にとってこの作品は好きなものを好きでいていいとそっと背中を押してくれる作品なのは間違いない。劇的に何かが変わるわけではないし、明確な答えを提示してくれるわけでもないので評価は高いがいまいちと感じる人もいるでしょう。でもそれで良いんだと思う。感じた事を受け入れて生きていくのが大事なんだと僕は思う。


𝒰 ☕🌳
秒速5センチメートルと同率1位にしてもいいくらい良かった。
良すぎて今日のムカつくこと、明日の嫌なこと全部一旦どっか行った。
清々しい気持ち。
「生きててほしい」、「幸せになってほしい」は、誰かのエゴで、別の誰かにとっては押し付けで。
自分にもそう思ってた事があったの、思い出した。
ライみたいに。ユキさんみたいに。
こいつとは絶対分かり合えないって思ったり。
#杉咲花 の腐女子っぷりがリアルで素晴らしい。
生きてる世界が違うって思うような人ばかりに思えるけど、それでも知りたいって思えたりする人もいたりして。
誰かが感じる幸せの中に自分もいたりして。
ライのその後は分からなかったけど、分からなくてもいいと思えた。
胸がすっと軽くなる、ほんとにいい映画だったから、終わってからすぐに原作ポチッた。
良き出会いだったねえ。
#ミーツ・ザ・ワールド

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