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こんばんは。
読書記録です。

今を生きる思想
エーリッヒ・フロム
孤独を恐れずに自由に生きる
岸見一郎 著
講談社現代新書

フロムの思想の概要について、大まかに解説した内容となっています。

印象に残ったのは
p26の
ヒューマニズムの原理とは
(1)人類は一つであるという信念、つまり、人間的なものでわれわれ各人に見出されないものはないという信念
(2)人間の尊厳の強調
(3)人間が自己を発展させ、完成させる能力の強調、さらに、理性、客観性、平和の強調である

人類は一つとは、誰もが同じ人間性を持っており、一人の人間が全人類を代表しているということである。

p27の
われわれが皆一つであるのは本当だが、われわれ各人が独自の存在であり、それ自体が一つの宇宙である。
一人の生命を救う者は誰でも全世界を救ったのと同じだ。一人の生命を滅ぼす者は全世界を滅ぼしたのと同じだ。

p46の
ヒューマニズム的良心は、われわれが懸命に喜ばせようとしたり、機嫌を損なわないようにしようとしたりする権威の内面化された声ではない。それは、すべての人間の内にあり、外部の罰や賞賛から独立したわれわれ自身の声である。

p53
人は自分が所属する狭い集団内部での孤立を恐れる。しかし、人はそのような共同体の一員であるだけでなく、人類の一員でもあるのだ。たとえ自分が所属する共同体の中では孤独でも、人類としては孤独ではない-人類との本当の「連帯」を感じることができる時、社会か人類かという葛藤は、もはや、ない。
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こんにちは。
読書しました。

21世紀の啓蒙
理性、科学、ヒューマニズム、進歩 上・下
スティーブン・ピンカー著
橘明美
坂田雪子 訳

大書なので読むのは大変でしたが、世界はよりよくなると希望が持てる内容でした。
著者はハーバード大学心理学教授で、進化心理学の第一人者だそうです。
20世紀から21世紀にかけて、医療、保健、平均寿命、経済状況、生活環境、教育、食糧問題、事故や事件の減少など様々な問題について世界規模で地道に改善してきたことを豊富なデータをもとに明らかにしています。
環境問題や気候変動問題や戦乱についても科学やテクノロジーの進歩や国際協力が進んで、少しずつ解決出来る方向へ進める希望が持てる内容になっています。
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読書術研究家

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