スティーブン・ショア 卓越した感性写真の投稿が多いわりに写真家に詳しくない自分ですが、好きな写真家、というか好きな芸術家の中でも1、2を争うのがスティーブン・ショアです(フェリーニと同じくらい)。少しだけコメントつけさせてもらいます。写真①車のドアロックインスタの公式アカウントで発見したとき、震えました。おそらくインスタ用のスナップですが、キャリア50年以上の巨匠がこんなに新鮮な目を持っている。写真②男性のポートレート絵画に対しての写真、という文脈を探求していたことがわかる1枚。自分にわかる範囲で言えば、絵画では質感を表現しづらいタイルを用いて、左右の角度をずらした背景を作りキュビズム的空間にする。被写体は肩や首の角度、髪のうねり、服のシワで、なぜか前に向かう動きを表現しつつ、眼差しは静的で、正面からのカメラと強力な照明を捉えている。スティーブンショアの写真を見て、まず思うのは、普通。次に、今の自分では把握できないレベルの感性で行われている、という感覚です。是非、インタビューの全文を読んでみてください。創作の経験をここまで素直に開示してくれる巨匠は稀です。#GRAVITY写真部 #スティーブンショア