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ろびのわーる

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『ウィッカーマン』

ある日、警察に届いた1通の匿名の手紙。
それはとある娘が失踪したという通報だった。
主人公の警官はその真相を探るため、
1人で島に乗り込んでゆく。

村人たちに少女の聞き込みをする警官。
でも誰に尋ねても存在すら知らないの一点張り。
手掛かりを掴めず、探索を続けてゆくと、
至るところで出くわす異様な光景。
そこには独自の宗教が根付いていたのだった…

村人の証言を信じない警官の粘りによって
ぽろりぽろりと溢れ落ちる真実の断片。
それはひとつの確信へと警官を導く。

後半は鳥肌が立ちっぱなし。
この物語のラストの衝撃は忘れられない。
カルト系ホラー好きなら必見の作品。
ミッドサマーに近い。

人の集団による暴走や迷信による行動こそ、
人類の最も罪深い行為だということがわかる。
人を殺害するのも全く躊躇しないのだから。

やっぱり、いちばん怖いのは人間だ。

#GRAVITY映画部 #映画鑑賞
#ウィッカーマン #カルトホラー
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ろびのわーる

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『異端者の家』

2025年/アメリカ・カナダ/110分
ジャンル:サイコホラー/スリラー/カルト
監督:スコット・ベック/ブライアン・ウッズ
キャスト:ヒュー・グラント/クロエ・イースト/ソフィー・タッチャー

【あらすじ】
若いシスターのパクストンとバーンズは、布教活動で森の中の一軒家を訪ねる。家主のリードは笑顔で迎え入れ、ふたりは家に入るが、玄関の鍵がかかり携帯電話の電波も繋がらなくなる。身の危険を感じたふたりは、“教会から呼び戻された”と嘘をつくが……。

【見どころ】
① 仕掛けのある家。
② 逃げられない緊張感。
③ 目的がわからない恐怖。
④ リードのサイコパス感。
⑤ 宗教トーク。
⑥ 揺さぶられる信仰心。
⑦ モノポリーの例え。
⑧ ヒューグラントの怪演。


【感想】
ぐわー!これは面白かった!
でもこの面白さは人を選ぶなあ…。
とにかくリードのいやらしいこと。2匹の子羊がまんまと罠にかかり、台本通りに怯えてくれるものだから上機嫌で持論を展開する。

そしてその持論が興味深くて面白い。屁理屈だけど少し納得してしまう説得力もある。もし僕がその場に居たら、リードとの宗教トークを楽しんでいただろう。

まあでも閉じ込められてるわけだからまともに聞けるはずがない。リードが楽しそうなのがサイコパス。新米シスターの信仰心を試してゆく。そしてその目的は何なのか…。

宗教の訪問勧誘ほど図々しいものはない。赤の他人が人生に割り込み、ポリシーを侵略してくるのだ。間違って入会すれば献金を要求され、更なる勧誘に駆り出されることだろう。
もしそんな訪問勧誘が来たら、本当に信仰心があっての勧誘なのか、確認したくなるのは当然なのかもしれない。
(ここだけの話、僕もその経験がある。その宗教の矛盾点を突くのだ。それでも時間をかけてちゃんと答えを導き出した彼らはガチの信者だったわけだが。)

この作品を楽しむためには予備知識が必須だと感じた。宗教に詳しく無い人は最低限の予習をしておくのがおすすめ。
予習のキーワードは下記の通り。
一神教の成り立ち/キリストの復活/ホロコースト/モルモン教とは/シミュレーション仮説/モノポリー

#映画 #映画館 #カルトホラー
#異端者の家 #サイコパス
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『サスペリア』
ドイツのとあるバレエ学校にやってきた少女スージー。入学早々、彼女の周囲で奇怪な現象が多発し、不可解な失踪事件が次々と起こる。やがてスージーは学校に隠されていた秘密を知ることになる。

舞台の洋館がめちゃくちゃゴージャスでお洒落。外観からして普通じゃないし、内装も家具も衣装も…あらゆるものが怪しくて魅惑的。こんな洋館を探検してみたい。

とにかく演出が素晴らしかった。不気味なテーマ曲、原色のライティング、効果音など、観客の想像を掻き立てるような演出の数々に魅了された。

でも赤すぎる血ノリはちょっと笑えた。襲ってきたコウモリがちょっと可愛いかった。大量の虫はちょっとキツかった。

ところどころ不自然だけど、それも味わい深く、今となってはB級映画としての良さでもある。

ラストシーンのルームメイトもちょっと怖かったけど、僕がいちばん怖かったのは、眉間にシワ寄せてタバコをふかすスージーだった。

ホラーの名作であり怪作。ミステリー要素もあり、大好物のカルトホラーだった。怖さよりも不気味さを追求した作品だと感じた。

#映画 #UNEXT #カルトホラー
#サスペリア
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『チルドレン・オブ・ザ・コーン』
舞台はネブラスカ州の小さな田舎町ガトリン。ある日、少年アイザックにトウモロコシの神が舞い降りる。教祖となった少年は町の子供たちを洗脳し、カルト集団を形成する。大人狩りによって子供が支配する町となったガトリンに、ある日カップルが迷いこむ。

アイザックの不気味さ、その一言に尽きる。聖職者のような装いと邪悪な表情や声にはギャップがあり、キャラとしてかなりインパクトがある。この作品をまともなカルトホラーにするための引き締め役にもなっている。

内容的にはミッドサマーやグリーンインフェルノに通じるものがある。
設定はいい感じ。でもトウモロコシの神の“畝の後ろを歩く者”という呼び名には少し戸惑ってしまった。怖くもないしイメージも湧かない。

また18歳にもなると体格的には大人と変わらないため、年齢の上限をもう少し低くした方がより恐ろしさが増す気がする。

製作から40周年を迎え、満を辞して日本での劇場初公開となった。続編や関連作品を楽しむためにも観ておきたい作品。とりあえず続編が楽しみ。

#映画 #映画鑑賞 #映画館
#チルドレンオブザコーン #カルトホラー
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