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腐敗の詩人
夜明けは、私の不在に気づかなかった。
孤独はもう、その毒々しい腕で私を受け入れることはなく、自らの毒で死んでゆく。
私の幸せな、しかし冷たくなった体は、輪の中に揺れている。
#詩 #病み絵 #オリジナル詩

腐敗の詩人
言葉たちは 僕から 逃げた
捕まえる意味も もう 無い
誰かが 自由で いいだろう
舌が 肥大化して 僕を 締めつけた
俺は 奴に 言わせた事を 見せた
奴は 自分自身を 絞め殺した
心は モールス信号で 打った"愛が欲しい"
だが 俺は 人間嫌い 詩人
心を 逃がす為に 自分を 嘘で 満たした
そして 心は 嘘を 愛するようになった
脳は 細長い 虫と 化し 己を 食い始めた
「美味いか?」
人々は 嫌悪の眼差しで 俺を 見た
言葉に 自由を 与えた からだと
奴らの 言葉は 首輪に 繋がれ
俺の 言葉は 鎖を 食い千切った
#詩 #オリジナル詩

腐敗の詩人
けれど、彼女の目に映るのは歪んだ像で、彼女はあらゆる手を尽くしてそれを正そうとする。
今や、あの鏡がいつひび割れるのかを考えるしかない。
#病み絵 #オリジナル詩

おはぎくん
また僕を拾ってくれますか?
#オリジナル詩


腐敗の詩人
#オリジナル詩

腐敗の詩人
だから僕は自分に色とりどりの絵の具を浴びせることにした。
すると彼らは絵の具の代わりに酸を浴びせてきた。
でも彼らの視線は、まだ酸よりも強く焼けついた。
#病み絵 #詩 #オリジナル詩

腐敗の詩人
けれど君の口から飛び出したのは蝶々で、それがまた新しい傷を作ったんだ…
#オリジナル詩 #病み絵 #詩

腐敗の詩人
悪魔が彼の大好きなお菓子を持ってきても、扉は開けず、彼は沈黙を守り、何ひとつ言葉を発しなかった。
おそらく、彼はただ真理という輪で首を吊ったのだ。
#オリジナル詩 #病み絵
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腐敗の詩人
彼女は楽しそうだが、私たちは傷ついている。
#オリジナル詩 #病み絵

腐敗の詩人
私は耐え難い、しかし慣れ親しんだ悪臭を突き抜け、通りを歩いていた。そのすべてを圧倒するのは、ラッパの耳をつんざくような響き。まさに天からの呻きのように。それは空洞の眼窩をした天使たちが鳴らすラッパで、その轟音によって、案山子たちの顔から皮膚が剥がれ落ちていた。私の周りには案山子の群衆。だが、彼らの頭にはカボチャの代わりに、人間の皮でできた仮面が被せてある。それらの歪んだ仮面から、かつて血肉を持っていた頃の面影を、まだ辛うじて読み取ることができた。
私は本能のままに神の像へと歩を進め、自身もゆっくりと崩壊していった。私の肉体の断片は、他の者たち同様に、ぽろぽろと脱落していく。その痛みは自由にも似ていたが、同時に、永遠の幽閉にも似ていた。
私は像にたどり着くことを許されなかった。像は案山子たちによって厚く囲まれていた。そして、今や私自身も、そのうちの一体となってしまったのだ。
目のない天使たちよ、せめてこの絶望の笑みだけは記憶に留めおけ。
#ポエム #オリジナル詩

腐敗の詩人
#オリジナル詩

腐敗の詩人
#オリジナル詩 #病み絵

腐敗の詩人
その後、彼は盲目になったが、どうやらそのことを全く悲しんではいないようだ。
#オリジナル詩 #病み絵

腐敗の詩人
摩り減ったボタンは、人々が天国へ電話を試みていたことを物語っていた――番号は張り紙から得ていた:「天国での席と引き換えに魂を」。
誰も繋がることはなかった。
頭蓋骨は声もなく笑っていた――向こうでは受話器がとっくに外されていることを、彼だけが知っていたからだ。
#オリジナル詩 #病み絵
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