共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

腐敗の詩人

腐敗の詩人

棒の先に刺さった頭蓋骨が、古びた電話ボックスの傍らに立っていた。

摩り減ったボタンは、人々が天国へ電話を試みていたことを物語っていた――番号は張り紙から得ていた:「天国での席と引き換えに魂を」。

誰も繋がることはなかった。

頭蓋骨は声もなく笑っていた――向こうでは受話器がとっくに外されていることを、彼だけが知っていたからだ。

#オリジナル詩 #病み絵
GRAVITY
GRAVITY3
関連する投稿をみつける
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

棒の先に刺さった頭蓋骨が、古びた電話ボックスの傍らに立っていた。