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けーた

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とある週末、とある夫婦の犬も食わないぶつかり稽古。




「あなた、〇〇くん(長男・小6)の医学部のこと、そろそろ真剣に考えないと。もう中学受験は諦めたとしても、高校は□□ぐらい入っとかないと」

「□□って、どうやって通わせるん?あいつに一人暮らしはむりだろ」

「△△さん(私の叔母)のところからなら、片道2時間くらいじゃない?」

「ちょっと待てよ、こんな時に叔母さんを頼るのは都合良すぎない?」

「なんでよ、こっちだって▽▽さん(私の従姉)の面倒みてるじゃん」

「いやだからさ、▽▽ちゃんは面倒みてるんじゃなくて、こっちがお願いしてこれまで家事や子育てを手伝ってもらってきたんじゃん、まずそこから俺とお前で認識が違うわ。そんな言い方やめろよ。◇◆くんたち(末の双子)のおむつやお風呂だって、夜泣きの時だって、親の俺たちよりやってくれてるで?」

「母親失格って言いたいん?」

「そんなこと言ってないだろ!感謝しろよって言ってんじゃん!そもそも〇〇、ほんとうに医者になりたいの?あの時、一度言っただけじゃん。その前はYouTuberって言ってたやつが」

「あの子、手先器用だし、医者に向いてると思うの。あなたには分からないと思うけど」

「とげのある言い方だなあ」

「だいたい、こんな教育の行き届いてない場所に移住してきたのが間違いなのよ。あのまま都会にいれば。予備校だってろくなとこないじゃん」

「今更、それ言う?お前だって賛成してついて来たんだろ、田舎の方がのびのび育てられるって。あの時は、〇〇のためにも場所を変えてあげた方がいいって」

「学校を変えてあげたかっただけで。そもそも、あの事(長男が小2の頃、クラスの悪ガキたちに命令されて同級生の悪口を当時住んでた近所の公園に派手にラクガキした件 たくさんの親や担任を巻き込んで大事件になった)だって、あなたが♡☆ちゃんたち(双子の姉妹)に買ってきたマーカーペンが原因だし」

「そんなつもりで買ったわけじゃないのは、お前だって分かってるだろ!〇〇がそんな使い方するとは思わないだろ!」

「もういい!あなたには相談しない!親なのに子どもの将来を応援しないなんて信じられない!!万が一の場合は、私が付いてマンションでも借りて通わせます!!」

「勝手にしたらええやん!」




#もう終わりじゃん
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