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(猫)しげるである
以前のとんでもアート解説に新しい情報書き足しました。
作品名「吾輩は猫である」
ごめん嘘
こちら虎のふすま絵なんですww
すごい大胆で猫みたいな可愛いので下手くそに見えるけど
なんと長沢芦雪はあの円山応挙の弟子でお気に入りだったりする。
芦雪はなかなか皮肉屋のおっさんで
技術はあるのになんと応挙に三回も破門させられていたという(という説)破門になっても応挙は芦雪の才能を惜しんで許していたらしい。
その師匠の応挙
若い頃和歌山の無量寺の僧と交わした約束で寺を再建することになるが
超絶人気の応挙は忙しく、その上…天涯魔境の様な和歌山まで歩いて行ける歳でもなく
この芦雪を代わりに行かせて、そこでいくつか作品を制作した物がこの虎図
なかなかくたばらないうるさい師匠からやっと離れて作品を作るようになる。
この時期、凍った川の魚がガチガチになってたのに暖かくなったら再び力強く泳ぎ出すのを見て、
「ワイもこんな魚のよう自由に泳ぎ回れる様な作品つくりてぇわ」
とのびのびと大胆な構図の作品をのこす。
(落款の由来らしいがGravity美術部の人に任すわ。)
だが後年、彼の口の悪さやお調子者さに気に食わない連中から
絵が下手くそになったとバカにされ
最後は大阪で毒殺されて死んだらしい。
(°Д°)ァーーーーー
応挙も猫みたいな虎描いてる。
中之島美術館の特別展示で応挙の犬も展示されていて
よく似ていたが、精密っぽい応挙とデフォルメのゆるかわ芦雪と並べたらアカン気がした。笑
#GRAVITY美術部 #名画 #アートな猫 #アートな雑学#とんでもアート解説

(猫)しげるである
【速水御舟:炎舞】
1925年に発表され
炎に集まる虫たちを描いた狂気の1枚
闇に舞う炎の粉。そこに群がる虫たち、
怨念めいて怖ぇとしか言えないんだが
もっと怖ぇのは御舟さん
「炎に群がる虫っていいよね(*´﹃`*) 」
何かに取り憑かれ、毎晩に炎に集まる蛾を研究する為に、別荘で焚き火しまくって周り困らせてたそうです。
海外だとエクソシスト呼ばれてそう。
火が舞い上がる火の粉と蛾の舞う様子は
金粉を膠と水を混ぜて溶いた「金泥」という顔料を使ってるそうですが
これまた扱い方難しいんですよ日本画の顔料全般に言えるけど。
御舟の真骨頂は
鉱物の金を紙の上で魚が泳ぐように扱えるのです。
そんな御舟さん
電車と車の事故に巻き込まれる事態になり
間際に 「このまま頭ごと体つぶされて死ぬぐらいなら」と咄嗟に電車に飛び込んで足を切り落としたというこの判断力よ。
そしてその後も
義足で皆にペース合わせて登山したりと
やりたいことは無理してでもやるタイプ。
これこそ芸術家だわꉂ🤣𐤔
突き詰める狂気がこの作品に表れてます。
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