自民党が衆院選で単独310議席、3分の2ラインに届く勢いらしい。本当なら戦後初だ。55年体制の全盛期でさえ、社会党が「3分の1の壁」を死守して改憲を阻んできた。それが崩れるとなれば、良くも悪くも歴史的な転換点になる。ここ数年、ずっと思っていたことがある。政治の多極化が国力を蝕む勢いは、想像以上にえげつない。韓国なんかマジやばい。政権が変わるたびに外交がひっくり返り、大統領は任期を終えると逮捕される。余計な議論に足元を掬われて国がまともに前進しない。日本だって他人事じゃない。去年は少数与党で予算すらまともに通せなかった。ふと見渡せば、政治思想はさておき、権力構造が一極整理されている国が結局は覇権を握っている。中国、アメリカ、ロシア。歴史上の覇権国も大筋そうだ。体制はバラバラでも、「決めたら動ける」という一点で共通している。民主主義の価値は疑わない。ただ、決められない民主主義が、即断の専制に脅かされるという残酷な現実に対して、この衆議院選挙を経て、日本という国がどちら側に位置してどう向き合ってゆくのか。そこが一番気になっている。#たまには政治の話