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アルル
#これは30年ほど前のお話です
手術が終わり抜糸までの入院生活が始まりました
前回 盲腸の時は10㌢切って激痛でしたが
今回30㌢程お腹を切って不思議な事に無痛でした
何故かと言うと手術中に右足の付け根から
心臓まで点滴の管を通してくれていて
そこから常時 意識を普通に保てる程度の
麻酔を入れ続けてくれていると言う話でした
(手術前に腕に点滴の針を刺そうと
看護師さんが何度もトライして
私の腕が真っ青になってしまったから
私の血管は細くて奥の方にあって
腕に点滴の針を刺しにくいと言われました
なので先生が手術中に足の付け根から
点滴を入れてくれたみたいです)
今回は痛みもなく快適な入院生活でした
しかも看護師さんは天使のように皆さん優しくて
A市民病院とは大違いな位 天国でした♪
B市民病院最高!笑
私は消化器系を手術したので しばらくの間
食事は出ませんでしたが点滴で栄養を体に入れていたので空腹感は全く感じませんでした
看護師さんに言われたのは お水はもちろん
唾も飲んではいけません
口が乾いたら うがいをして洗面器に
出して下さいね と言われました
それ以外は自由で お腹も痛くなかったので
ベッドの上でストレッチをしていたら
血圧が上がって点滴の管に私の血が逆流して
ヤバかったので慌ててストレッチを止めて
安静にした位です笑
後は一度だけ点滴の管が寝ている間に外れていたみたいで起きたら枕元が(頭の大きさ位に)
真っ赤に染まっていて
ナースコールを押して看護師さんを呼んだこと位がアクシデントかなぁ?と思います
(続きます)





アルル
#これは30年ほど前のお話です
#少しグロな表現ありますご注意下さい
一夜明けて手術が始まりました
今回は最初から全身麻酔だったので
手術中の記憶は一切ありません
私は覚えていないのですが
当初6〜7時間位の手術予定だったのが
終わってみたら9時間の手術になったそうです
執刀して下さった先生方には感謝しています
今回の麻酔は背中(背骨?)の腰の辺りに
注射を打たれて そこから麻酔を入れました
処置台の上で体を横にして膝を抱えるように
背中を丸めて
「もっと背中を丸めて下さい」と言われて
一生懸命背中を丸めたことを覚えています
背中に注射を打たれると痛いと誰かに聞いた事があったけど この時は その注射の痛みは さほど感じませんでした
それよりも お腹が痛かったのかな?笑
注射を打たれて意識がなくなって
手術が始まりました
私は手術中 頭の中で宇宙空間みたいな場所で
ベッドに横たわる自分を見上げるような形で
そのベッドが ずっとぐるぐる横に回転してる
と言う映像を見ていました(謎です笑)
手術が終わると私は顔を叩かれたのか?
体を叩かれたのか?とにかく起こされて
ちゃんと麻酔から覚めるかどうかを
確認されました
その時に切除した患部を目の前に出され
「これを手術で取りました 触ってみますか?」
と言われたので頭が朦朧としながらも
左手でビニール袋に入れられた私の
切除された臓器の一部を触りました
固めのゴムみたいな感触でした
どのタイミングで言われたか忘れたけど
私の病気が珍しいものだったみたいで
手術した先生から「今後の医学生のために教材に使わせて貰ってもいいですか?」と言われたので「ぜひ使って下さい」と答えました
今頃(私の病気が)どこかの医学生の役に立ってるかなぁと思うと これは私の密かな自慢です笑
(続きます)






アルル
#これは30年ほど前のお話です
#7枚中5枚貼り付けられました笑
いよいよ傷口が塞がったので抜糸
(実際は医療用ホッチキス)をすることに
ホッチキスを取る時 少し皮膚が引っ張られる
ような感覚はあったけれど痛みは全く
ありませんでした
それと前にも お話ししていた
足の付け根から麻酔を入れてた点滴の管も
取ることになったのですが
その時は執刀医のS先生ではなく
知らない男の先生が処置してくれました
私が「管を抜く時 痛いですか?」と聞くと
その先生は茶目っ気たっぷりに「痛いよ〜」と
笑いながら答えて来て
私が「え〜💦」と言ってる間に
「(点滴の管)取れましたよ」と言われ
私の頭の中は『❓』でした
全く痛みがなかったからです笑
少しうろ覚えになりますが臓器と臓器の間に
痛覚がないので痛みは感じないとの事でした
そして無事退院する事になりました
私の手術の話は以上になります
ご清聴ありがとうございました🙇






アルル
#これは30年ほど前のお話です
どれくらい入院生活が続いたのか?
記憶は定かではないけれど‥とりあえず
抜糸(医療用ホッチキス)する事に
傷跡は おへその真下から縦に10㌢ほど
抜糸が終われば病院でやる事は無いので
退院する事になりました
退院した後 私の部屋は2階にあるのですが
お腹が痛くて まともに歩けないので
1階にある仏間(畳の部屋)に布団を敷いて貰い
私はそこで寝起きする事になりました
家に帰ってから しばらくの間はその仏間で寝て
トイレに行って猫のご飯ほどの米粒(例えです)を1粒ずつ口に入れて その1粒の米粒を30回噛んで飲み下すと言う生活を繰り返していました
そのせいか今でも食べるのは もの凄く遅いです
その生活が どれほど続いたのかも
記憶は定かではありませんが‥
ある日また具合が悪くなり
今度は痛みと言うより吐き気で気持ち悪くて
その時は車を運転出来る姉が家に居たので
救急車は呼ばずに姉の車で夜間の救急外来へ
連れて行ってもらいました
(続きます)








アルル
#これは30年ほど前のお話です
#かなりグロな表現ありますご注意下さい
#インフォームド・コンセント
3度目の手術が終わり しばらくして
私の体調が落ち着いた頃 手術の説明がありました
お腹を開いてみたら小腸の1部が腐っていて
それで お腹が痛かったとの事です
腸は長いと言うイメージがあると思いますが
腸は膜で繋がっていて その膜の1部に穴が開いてその穴に小腸の1部が入り込んで
その部分の小腸が腐っていました
前回手術した盲腸との関連性はなく
生まれつき小腸をつなぐ膜に穴が開いていた
(たまたま同時期に
発症したまで と言うことです)
腐った部分から菌があちこちに飛び散っていた
ので小腸やお腹から取り出せる臓器を洗面器で
水洗いして適当にお腹の中に戻したので
腸が定位置に戻る時に痛みが出ると思います
と言われました
先生の言葉通り腸が定位置に戻る時もの凄く痛くて それが断続的に数日間 続きました
(おそらく3〜4日位?)
後 切除したのは〇〇センチと‥実はよく聞こえてなくて 1と5と言う数字だけが頭に残っていたので勝手に「15センチ切ったのかな?」と思っていました
でも入院がそろそろ終わりを迎えようとしていた頃 院長先生の回診があって その時 院長先生に「どれくらい小腸を切りましたか?」と
聞かれたので「15センチ位?」と答えたら
院長先生は慌てた様子で執刀医のS先生を呼び出し
普段は眠そうに目が半開きのS先生が
目を大きく見開いて
「15センチじゃないよ❗️1メートル50センチ切除したんだよ‼️」と言われました笑
(続きます)




アルル
#これは30年ほど前のお話です
今回の手術では おへその上からおへそを避けて前回切った盲腸の時の傷に繋げて30㌢お腹を切ったそうです
(証拠写真を載せましたので ご興味のある方は覚悟してご覧ください 赤くなっていたり皮膚の色が変色している部分は以前 投稿したアトピー性皮膚炎の名残です)
手術が終わって翌日 私のお腹はまだ痛みがあって執刀医のS先生がベッドでうずくまる私に
「まだ痛いよね?」と聞いてきました
私「重い痛みがあります」
先生「痛みの種類が違うよね?まだ傷口くっついてないから もう一回 同じところを開けるよ」
と言われ 3回目の手術となりました
(再び全身麻酔をする事に)
なぜ痛みが残っていたのか?
なぜ痛みの種類が変わったのか?
なぜ3度目の手術をする事になったのか?
私から先生に聞く事はなかったので
結局3度目の手術の理由は今でも分かりません
もしかしたら お腹の中に何か忘れ物でも
したかもしれません
(続きます)




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