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ぱぷわ

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朝、私はいつものように洗面所に立ち、顔を洗った。特に何も考えず、ただ機械的に手を動かし、泡立てた洗顔料を顔全体に広げていく。そういう習慣の繰り返しが、私の生活をそれなりに形作っている。

問題は、鼻だった。

ある瞬間、ふと気がつくと、鼻の穴の入り口に白くて小さな泡の塊がくっついていた。そして私が息を吸うたびに、それは微かに震え、息を吐くたびに膨らんだ。まるで小さな風船だ。いや、もっと正確に言うなら、それはまぎれもなく
「鼻ちょうちん」だった。

私はしばらくの間、その奇妙な現象を鏡の中で観察していた。泡は表面張力の力でかろうじて破裂せず、私の呼吸に合わせて律儀に膨らんだり縮んだりしている。それがなぜか妙に滑稽で、私は洗面所でひとり、くくっと笑ってしまった。

「鼻ちょうちんを作る大の大人」というのは、一種の文学的メタファーになり得るだろうか?例えば、人生の理不尽さに対する象徴として——私たちは何かに一生懸命取り組んでいるつもりでも、実際には鼻ちょうちんを膨らませているだけかもしれない。そんなことを考えながら、私はお湯で顔をすすいだ。そして鼻ちょうちんは、何事もなかったかのように静かに消えた。

人生もまた、そういうものなのかもしれない。


#お風呂入って顔洗ってたら鼻ちょうちんができてね
#曲と本文は関係ありません
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