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翔太郎

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#SUPPORT#seaart

『蝋燭の乱反射で光り輝くガラスの城』
テーマ「硝子」
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#AIイラスト#SUPPORT#seaart
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#SUPPORT#seaart

やれやれ、今回も振られちゃったか

帰れないという意思がつげられた時、
シャボン玉が周囲にたくさんあったが
今は数個、それも小さくなって
すべてパチンとはじける

背後から元気の良い声がかかった
「沙織ィ、おはよう!」
真里はいつも元気が良い。
ただ、思慮の浅いところがある

「なに、あんた泣いてんの?振られた?」
「まあ、似たようなものかな」
そう答えれば、真里はなぜどうしてと
聞かずにはいられない子だった

それでも、その元気に何度も救われた

最後のシャボン玉がパチンとはじけた
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#AIイラスト#SUPPORT#seaart

冬はやっぱり鍋だよね。

鍋から直接食べるのが一番美味いよ
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#AIイラスト#SUPPORT#seaart

久しぶりに川原に行ったら、その子がいた

首輪をつけてないから、ノラなんだろうけど
色艶もよくて、すごくかわいい

きみ、ここでなにしてるの

しかし、あたりまえだが、
その子はかわいい声で泣くだけだった。

離れると、四本の足を一生懸命使って
ついてくる

走りだそうかと思ったが
かわいそうに思えてやめた
近ずいて抱っこしてみる
不思議なほどいい匂いがした

その匂いにうっとりしそうになった時
ブランシェ〜!
と、たぶん、この子の飼い主と思える
おばさんの声が聞こえてきた

おばさんは涙を流しながらお礼をいって
きたから、その子を渡すしかなかった
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#AIイラスト#SUPPORT#seaart#母と子

きょうは、まいにち暖かくなってきたので、
こうえんにあそびにいきました。

ふとい木のえだから吊るされたブランコに、
ひさしぶりにのりました。

まえと、うしろに、ブラブラとゆれるのは、
すべり台より、なんだか気もちがいい。

ゆれているあいだ、
おかあさんが、すぐそばで見ていてくれて、
それがいちばんうれしかったです。
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#SUPPORT#Seaart#湖に根を下ろす城

湖の中央に、小さな王国がある。

人が見ているのは、花と草と、
丘の上の城だけだ。

けれど、水面の下では、
もっと古いものが生きている。
島を支える根、
静かに巡る淡水の流れ、
そして、名も持たない大きな影。

この国は、上から支配されていない。
下から、生かされている。

だから今日も、
城は崩れず、
湖は騒がない。
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#SUPPORT#seaart

理想の推し、です。
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証拠は、バッチリよ。
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#SUPPORT#Seaart

さっきまで、大人の姫だった。

鏡に映る姿は、
見知らぬ子供になっている。

――魔法は解けるらしい。
でも、今はまだ、時間がある。
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#SUPPORT#Seaart

今日の撮影は、猫ちゃんと一緒の撮影。

撮影は、まだ続いている。

カメラの向こうで、
誰かが息を止めているのが分かる。

――それでも、猫は動かないし、
私も、いつも通りだった。
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#SUPPORT#Seaart

臨時雇いの付き添いのおばさんが
トイレへ行って、もう三十分。
長すぎる。
買収されたか、
もう処理されたか。

第一、ファーストクラスとはいえ
空席が多すぎた。
座っている連中も、
わざとらしいほど
「一般人」を演じている。

視線が静かすぎる。
呼吸の間合いが揃いすぎている。

スチュワーデスが通路を歩いてきた。
足運びに無駄がない。
――なさすぎる。
それに、
さっき見た二人とは顔が違う。

「あら、お客様。
 お隣の方は?」

三十分戻ってこない、と告げると
彼女は一歩、距離を詰めた。

「あら、それは変ね。
 お名前は?」

「一緒に探してあげるわ」

細長い両腕。
余計な肉はなく、
必要な筋肉だけが
十分すぎるほどついている。

私はシートベルトの解除ボタンを押した。
その腕をすり抜けながら、
女の目に
指を突っ込んだ。
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今日は雪だるま君を作った。
精魂込めて、目も鼻も口も付けると
雪だるま君は喋り出す。

それでいて赤ちゃんみたいな感じはしない
大人みたいなしゃべり方をするんだ
いろんなことを雪だるま君は知っていた
僕たちは友達になった
やかて時が流れて、春が近づいてきた
雪だるま君が、僕に言った
そろそろお別れだね

僕はお別れは嫌だったから、雪だるま君が
解けないで済む方法を考えた
冷凍庫は、狭すぎて雪だるま君でも入れない

そうだ地下室はどうだろう
地下室に向かった僕に雪だるま君は言った
そんなことをしても無駄だよ
わたしは雪だるまなんだから、
冬が終われば、溶けて消えるのさ

でも、消えたら寂しいよ
その時は、わたしに話しかけなさい
返事はできないけど
いつでもちゃんと聞いているよ

そして、また冬が来たら、
わたしをもう一度、作れば良いんだ
雪だるま君の言葉に僕は少しだけ安心した
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