ロシアはサンクトペテルブルク出身のアトモスフェリック・ブラックメタルバンドOlhavaの先月リリースされた新作Sacrificeをご紹介[大笑い]このバンドは16年結成と活動歴は短いが、コロナ禍でも毎年のように新作をリリースし続け、多作な印象今作が6作目となるそのサウンドを大枠で捉えると、いわゆるブラックゲイズやポストブラックメタルと呼ばれるサブジャンルに与しそうだが、聴けば聴くほどちょっとした特徴が他のバンドと違っていて面白い自然をテーマにしていることをストレートに伝える技巧として、木々の間を風が吹き抜ける音や鳥のさえずり、水のせせらぎなどフィールドレコーディングされた音を取り入れ、その音を縫うようにシンセやシューゲイズギター、ハーシュノイズと化したヴォーカルなどで曲が紡がれていくそして、強烈なシマーリバーブがドローンのような超ロングトーンを生み出し、ロシアの厳しい自然というよりむしろ神々しく暖かな広大な景色が眼前に立ち上ってくるWolves in the Throne Roomなどカスカディアン・ブラックとの共通点も見出せる[ウインク]#Olhava #Sacrifice #ブラックメタル #アトモスフェリックブラックメタル #ロシア