オルガマリー（強制）とオルガマリー（自前）とオルガマリー（フレンド）

【私の両親の話】

私の両親は、年齢が20歳離れています。

30代半ば過ぎの時に大学の助教授をしていた父が働いてた学校の購買に来ていたパン屋の女の子、それが母です。

一目惚れした父は、猛アタック。

「一緒に過ごす時間は短いかもしれないけど、一緒にいる時間が長いより、どれだけ濃い密度にするかの方が大事だと思う」との言葉に、父と一緒になる事を決意。

父の家は、歴史の本にも載る武将の家系でお金持ち。
「そんなどこの馬の骨とも分からない女と一緒になるなんて許さん！」
と反対され。
農家の家系で貧しい家柄の母の方も
「そんな人と一緒になってもあなたが苦労するだけよ」
と反対され。
誰も応援してくれない2人は、家も財産も職も捨てて駆け落ちしました。

お茶の箱をテーブルにしてご飯を食べたと言ってた新生活の中で、私が産まれ
貧しいながらも愛溢れる家庭で育ち増ました。

「おかあさんは何もしなくて、ただそこに居てくれるだけでいいよ♡」
と、休みの日は、父が朝ごはんを用意してくれました。

「世界で一番大切なのがおかあさん。るるは2番目。るるは血が繋がってるから、どんな事があっても繋がってられるけど、おかあさんは嫌われたら他人になっちゃうからね。だから、おかあさんを世界で一番大切にしたいんだ」
といつも父は私に言ってました。

母にはいつも「おかあさん♡愛してるよ♡♡」と言っていました。笑
いついかなる時も、母を1番大切にして、母を褒めていました。

父が非常勤講師として小学校で教員をしてた修了式の朝礼台の上で、全校生徒がみている中、
心筋梗塞で亡くなった父。

50歳になる前に未亡人になった母ですが、
周りから再婚を勧められても、
「どの男もバカに見える」と生涯父だけを想って74歳で亡くなりました。

自分の気持ちに正直に、愛に生きてきた父から、
母も私もとてもたくさんの価値観を教えてもらったし、尊敬しています。

その価値観を、今は自分の息子たちに行動で、時に言葉で伝えていっています。

何もしてくれなくても、その存在だけで勇気と安心感をもらえるってすごい事だと思ってます。

愛の本質ってそこなんだなと、両親に教わりました。

それにしても･･･
ほんと父みたいな男性、全くいません。笑

oh...3プレジデント

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