義母の痴呆が進み私のことすっかり忘れてた。「あなただぁれ?」と少女のように無邪気に笑って聞くんだよね。ずっと苦労してきた義母にはどんな形でもいいから最後まで笑顔でいて欲しいと思ったよ。たとえ義母でなくてもひとりの女性としてそう思ったんだよね。