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お魚マン

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なんと十日目!結構有名で読んでいる人も多いかもしれないけども、筒井康隆の代表的な実験小説をご紹介!

#一日一冊紹介 Day10
『残像に口紅を』 作 筒井康隆
「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。愛するものを失うことは、とても哀しい…。言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する小説家を描き、その後の著者自身の断筆状況を予感させる、究極の実験的長篇小説

ある種、究極のメタ小説のひとつ。
主人公は自分が小説の中の作中人物だという点を半ば理解しており、知人からの依頼?で言語が少しずつ消え、言葉が減っていく設定の中で生きていく事になる。
最初から思わず読み返してしまうのだが、最初の章から『あ』が消えており、使える文字が制限されていく中で上手く回避したり言い換えたりしつつ作中世界を生きる主人公には思わず舌を巻く。また設定の制約があまりに大きいため、日常のシーンでもスリリングに読めてしまう。鬼才だからこそ書ける他でなかなか体感できないような読書体験が出来るので気になった方は是非。
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