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おポン
メイクなんてする暇あったらギリギリまで寝てるわ…って言う女捨ててるBBAがここに居ますw
可愛い!に憧れるがもう可愛くなれる歳でもないw
かといって大人っぽいメイク出来るかって言われても出来ん!🫠
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ハーロック
襖の向こうで、大人の声がぶつかっていた。
怒鳴り声というほど大きくないのに、言葉が硬くて、刺さる。
「もう無理だよ」
「離婚ってこと?」
その言葉が出た瞬間、十歳の女の子の体の中で、何かがきゅっと縮んだ。
廊下は冷たかった。靴下越しに板の冷たさが伝わって、足先がじんとする。
女の子は膝を抱えて座り込み、息を潜めた。
三歳で両親が離婚した。
それから、お母さんと二人で狭いアパートに暮らした。冬は窓が冷たくて、朝の布団がなかなか手放せなかった。
七歳の時、お母さんは再婚した。
新しいお父さんの実家で暮らすようになって、優しいおじいちゃんとおばあちゃんができた。
ここは、温かい。
ごはんの匂いがする。誰かが「おかえり」って言ってくれる。
女の子はみんなが大好きだった。
だから怖かった。
また、あの狭いアパートに戻るのが。
お母さんが疲れた顔で帰ってくる夜が。
静かすぎる部屋が。
襖の向こうの言葉が、また刺さる。
「子どもに悪いと思わないの?」
「俺だって考えてるよ!」
女の子は震えた。自分のせいじゃないのに、自分が悪い気がした。
子どもって、そういうふうに出来ている。
大人の事情を、自分の胸にしまってしまう。
そのとき、廊下の端の暗がりから、足音がしないまま気配がした。
顔を上げると、黒い服の男がそこに立っていた。
黒いコート。黒い手袋。
でも怖い感じはしない。
コンビニ袋を片手に持っている。中身は、みかんと小さい紙パックのホットココア。
男はしゃがんで、女の子と同じ高さに目線を合わせた。
関西弁で、ゆっくり言う。
「自分、寒いとこおったら体が先に泣くで。ここ、冷えるやろ」
女の子は驚いて、言葉が出ない。
知らない人だ。なのに、逃げたいより先に、胸が少しだけゆるんだ。
“今の私”を見つけてくれたから。
男は袋からみかんを一つ出して、手のひらに乗せた。
「これ、剥けるか」
女の子は小さくうなずき、みかんを受け取った。
皮の感触が、指先にやさしい。
「なあ、自分。今、襖の向こうの話、聞こえてるな」
女の子はまたうなずいた。目が潤んで、みかんがぼやける。
黒い服の男は、ここで怒らない。説教もしない。
ただ、確かめるみたいに言った。
「怖いんやろ」
女の子の口が震える。
「……うん」
たった一文字を言っただけで、胸の中の水が溢れそうになった。
黒い服の男は、みかんの白い筋を指でつまみながら言う。
「怖いって言えるのは、えらいで」
女の子は目を見開いた。
怖いのは、恥ずかしいことだと思っていたから。
#希望 #自作小説


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ごめんネタバレ言うて

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