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ハシオキ龍之介

ハシオキ龍之介

昭和懐古録 # 392

#グラビティ昭和部


・昭和11年(1936年)

☆『元共産党の社長 宇都宮徳馬氏』

2月1日 故 陸軍大将宇都宮太郎氏長男徳馬君
(31)は昭和三年水戸高校から京都帝大の経済学
部に入学、学内の社会科学研究会を牛耳ってゐ
たが、翌年その執筆になる論文が不敬罪に問は
れて退学処分をうけ、同五年一月起訴公判に付
され、その審理の終らぬうちに共産党に入党し
その後党の田中清女、佐野博その他の連中を自
宅にかくまつたり党の活助資金を提供したりし
たといふので検挙され、治安維持法で起訴され
た。獄中生活ザツと一年。昭和八年「既に転向
してゐることと名門の生れでその上一家の中心
となるべき人物だから」といふ理由で懲役二年
(三年間執行猶予)の判決を受けたが、同君の
大飛躍的な転向生活は、昭和六年の春保釈で出
所した直後に既にそのスタートを切られてゐ
た。
同君は兜町に乗り出し「売つた買った」の株街
に鮮やかな転換振りを示したのだが、昨年の
「戦争株」で同君の儲けは三十万円とか五十万
円とかいはれ、儲け頭としての評判が高かっ
た。最近では同君この儲けをもつて更の合資会
社を創立して塗料会社の社長さん。いまのとこ
ろは資本金一万円の届け出になってゐるが間も
なく払込十万円位の株式会社にするといふ。(東京朝日)
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