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ちゎお🫟

ちゎお🫟

光の薄皮が世界に貼られ、
その下で影だけが
ゆっくり沈降している。

影は名を持たず、
痛みも声も
何かの端に引っかかったまま
浅い眠りに落ちていく。

ある気配は、
自分に落ちたその影を見なかった。
見れば揺らぐという理由だけで、
軽さのほうへ身を傾けた。

周囲の気配たちは、
影の存在に触れようとしなかった。
恐れでも拒絶でもなく、
ただ興味の回路が
最初から欠けていた。

だから触れてはいけない温度に触れ、
聞くべきでない声に耳を寄せ、
踏み入れてはいけない部屋に
無傷のまま入り込んだ。

置き去りにされたものたちは、
夜の底で小さな振動となり、
光にも影にも属さないまま、
存在だけを残して漂った。

世界はそれらの沈黙を
重しのように抱え込み、
ゆっくり傾きながら
誰にも気づかれず沈んでいく。

私は、その沈んだ層を歩いている。
怒りではなく、
記憶の名残に触れるための
静かな遍歴として。

罪をどう呼ぶかという問いよりも、
その手前にある
“興味の欠落”という空白が
もっと深く世界を蝕んでいることを知りながら。

私は歩く。
影が影として
存在した痕跡に
ひとすじの呼吸を返すために。

忘れられる前に、
かすかな輪郭を。
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