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ひろ✨

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ロールズの正義の2原理は、理想論でしかなく現実問題に適用できないように思う。どう思う?
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ジョン・ロールズ(John Rawls)の「無知のヴェール(veil of ignorance)」は、彼の代表的著作『正義論(A Theory of Justice, 1971)』で提唱された正義の原理を導くための思考実験です。社会正義をどう定義するかを考えるうえで、現代政治哲学の中でも最も影響力のある概念の一つです。



🧠 基本の考え方

ロールズは、「社会の制度やルールを正しく設計するには、偏りのない立場で考える必要がある」と考えました。
しかし、人間は自分の立場(貧富、性別、才能、出自など)に影響されて、正義の基準をゆがめてしまう傾向があります。

そこでロールズは、次のような「思考実験」を考えます👇



🕶 無知のヴェール(veil of ignorance)

あなたが「これからつくる社会」に生まれる前の存在だと想像してください。
そして次のような**あらゆる個人的情報が“知らされていない”**状態に置かれます:
• 自分の 性別
• 人種
• 才能(頭の良さ、体力、容姿など)
• 家庭環境・階級
• 宗教・価値観
• 運の良し悪し

これらをすべて知らされずに、社会の制度(政治・経済・教育など)のルールを設計する――
これが「無知のヴェールに包まれた状態」です。



⚖️ 原初状態(original position)

ロールズは、この無知のヴェールの下で社会の基本ルールを決める理想的な立場を「原初状態(original position)」と呼びました。

つまり、

「誰もがどんな立場になるかわからない状態で合意できるルールこそ、公正(fair)な社会の原理である」

というのがロールズの主張です。



🧩 導かれる2つの「正義の原理」

無知のヴェールの下で人々が合意すると、ロールズによれば次の2つの原理が合理的に選ばれるとされます。

第1原理:基本的自由の平等

各人は、他人の同じ自由と両立する限りで、もっとも広い基本的自由を平等に持つべきである。

(例:言論の自由、信教の自由、法の下の平等など)

第2原理:社会的・経済的不平等の容認条件

不平等があってもよいが、次の2条件を満たすこと:
1. 不平等は、すべての人に機会の平等を保障する制度の中でのみ認められる。
2. 不平等は、最も不利な立場の人にとって利益となる場合にのみ認められる(これを格差原理:difference principleという)。



💬 例:もし自分が生まれ変わるなら?

たとえば「生まれた時に自分が貧乏な家庭に生まれるかもしれない」と思えば、
あなたは社会の設計者として、
• 教育や医療の機会を公平にしたい
• 最低限の生活保障を整えたい
と考えるはずです。

つまり、自分の利害を超えて他者の立場にも配慮した正義が、無知のヴェールから導かれるのです。



🌍 意義と影響
• 功利主義(最大多数の最大幸福)への批判として登場。
 → ロールズは「少数者の犠牲で多数を幸福にする社会は不正義」と主張。
• 現代の福祉国家の理論的基礎や、倫理・法哲学・経済政策などに大きな影響を与えた。



🪞まとめ

概念 内容
無知のヴェール 自分の属性を知らない状態で社会のルールを決めるという思考実験
目的 偏りのない「公正な正義」を導く
導かれる原理 (1) 自由の平等 (2) 格差原理
哲学的意義 公正さを社会設計の基準とする「分配的正義」の理論




希望があれば、次のような関連テーマも詳しく説明できます👇
• 「功利主義」と「ロールズの正義論」の違い
• 「格差原理」の現代的応用(例:ベーシックインカム、教育格差など)
• 「無知のヴェール」を現代社会にどう適用できるか

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