シュガーそれはダメだ…｜すーさの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

子どもがいないからってわけではないけど…

「産めてしまう不幸」って、あると思います。

子どもを産めないことは、たしかに不幸に見えるかもしれません。
普通の家庭には子どもがいて当たり前というのはわかります。

ただ…

どんなに不完全だとしても、たとえ悪人だとしても、産めてしまう。
まともな人であっても、虐待や毒親に豹変することもある。
円満な家庭でも、子どもが犯罪に手を染めてしまうことだってある。

言ってたらきりがないけれど…

少なくとも、自分が苦しいときに子を求めるのは危険過ぎるとは思います。
最近見た映画の影響だけでなく、ここでたまに見る産まない選択肢についての意見を聞いたからだけでなく、ずっと、どこかで考えていたこと。

「産めてしまったがゆえの不幸」
は、さすがに罪が重すぎる。割には、社会的同情の声で直視されにくい傾向がある気がします。

一昔前の、貧乏子沢山を手放しで喜ぶ風潮だって、よく考えると気味が悪い側面もあると思います。

「お前は絶対産むなよ」みたいな親だっている時、悲しさを超えた感情が湧いてきます。

子どもがいない家庭だって、刹那の命だとしたって、生きていて良い…そもそも生きて良い悪いを誰もが決める権利なんてないのだから。

私の周りには現実に子どもがいない家庭がいくつかあります。
結婚してない友人もいます。

マイノリティを主張するつもりはないけれど、テンプレに当てはまらない幸せもあることを知っています。

そんな中で、産むことをただ盲目的に賛美するのは、少し安直だと思ってしまいます。口には出さないけれど。

少なくとも私は、子どもはいないけれど、我が子を叩くこともなければ犯罪に手を染めさせることもなく、お金を稼ぐ機械とも思わず、薬物や過度なアルコールなどに漬けることもない。

ただ、あるがままのように、ないがままを受け入れていきたいと思います。

それも一つの愛だと信じて。

グラで少しお話した方がおっしゃっていました。
「産まないことが我が子への愛」という言葉。

素敵だし、共感しました。
「産むことを簡単に考えないで」と言ったところで、繰り返す「産める不幸」を止めることはできないでしょう。

だからというわけではないけど、産まない愛は、自分が信じている限り存在してもいいよなと思ってみました。

長い独り言でした。