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ハシオキ龍之介

ハシオキ龍之介

昭和懐古録 # 346

#グラビティ昭和部


・昭和10年(1935年)

☆『千歳船橋六人斬り』

9月30日 朝七時ごろ市外北多摩郡千歳村船橋三
二一の村会議員高橋滝蔵氏(54) るい夫人
(51)長男和男ちゃん(9つ)二女ひさちゃん(12)
三女さきちゃん(6っ)、長女妙子さん(22)ら
六人が頭部顔面を日本刀のような見器で滅多切
りされているのが発見され、主人の虫の息の中
からの申し立てで、犯人は長女妙子さんの小学
校友達である芹沢正治(22)と判明。動機は幼な
じみの妙子さんに求婚し、拒絶されたのを恨ん
で一家皆殺しを企み、二十日も短刀を懐中に納
屋で寝こんでいるのを滝蔵氏に発見され、訓戒
されたばかりであった。芹沢は前夜筍ベラで床
下を掘り侵入、兇行に及び逃走中。病院に収容
された高橋さん一家は、主人は絶命、他は危篤
状態。
10月2日 逃走中の犯人芹沢正治が地面に刀で書
いた遺害が、世田谷区世田谷五ノ二八五九岡庭
弥平さん自宅納屋前で、次男八十八さんによっ
て発見された。その字体も先月三十日朝犯行現
場の地面に短刀で刻まれてゐた「秋の空澄み渡
り僕の心は寂しかりけり」と全く同一であるこ
とも判明。遺書の全文は犯行前の先月二十七日
から十月一日までの行動を日記風に書いたもの
で、以下のとほり。
「僕の出発したのは左の通り相違無之候。二十七
日高橋方から奥四軒の所に寝た。二十八日六人
斬りをやってから大蔵の鈴木植木屋に宿をし
た。二十九日玉川身延山関東別院に泊る。三十
日田園調布付近で一日を暮す。これから空巣、
放火等をやりその上で身投げする」(注、犯行
の日については犯人は思ひ違ひをしてをり、庭
に字を喜いてあった岡庭は、被害者高橋妙子(22)の同級生の家)(東京朝日)。
10月3日 府下砧村の砧ゴルフリンク東北隅キャ
ディー室裏手の物置で芹沢が総死を企てている
のを刑事に発見されたが、カンフル注射のかい
もなく、絶命した。
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