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ボクの仕事は映像のディレクターです。もちろんボクの仕事内容は心霊モノの演出ではありません。そもそもボクはその手のモノは毛嫌いしてました。ボクのメーンの仕事は各種博覧会やアミューズメント施設の大型映像の演出です。自然の景観を撮ったり、野生動物の生態を撮影したりするのが主な仕事です。いまから数十年前のことです。九州のとある地方に「月下美人」という蘭の花のタイムラプス(微速度撮影)をする予定でした。「月下美人」はご存知の方もいるかもしれませんが、夜咲く蘭で美しい蘭でした。蘭の栽培のハウスにその市の観光課の職員に案内され夕方には撮影のセッティングを始めました。照明をセットし、35mmのフィルムで微速度撮影用のカメラを据えスタンバイしていました。スタッフは私を入れて4名。いつの間にか市の観光課の職員の姿も消えました。我々スタッフは夕食の仕出し弁当を撮影場所で済ませ、後は蘭の開花を待つばかり。ところが「月下美人」は蕾のまま、中々咲きません。夜の11時を回った頃でした。徐々に花が開こうとしていました。その時カメラに異変が起きました。今まできちんとインターバルを刻んでいたカメラが突如暴走したのです。ギィーギィーと悲鳴に近いギヤの音。さらに照明用のアイランプがパーンと次々に破裂音を残して粉々に飛び散りました。
Akira 投稿者
これ以上は貸すことが出来ない・・・と。 続けて、更に驚くべきことがわかりました。「月下美人」の栽培をしていた経営者があのハウス内で首を吊って一家心中したということでした。我々スタッフは東京に戻りカメラのチェックを機材スタッフとしました。機材スタッフは一言「ありえねーよ、だってバッテリー電源だもん。焼き付くはずねえし・・・」私達はその場で凍りつきました。
Akira 投稿者
暴走したカメラをチェックしました。撮影監督がこりゃもうムリだな・・・カメラのバッテリー部分が焼き付いていました。懐中電灯でハウスの中を照らしハウス内の電源も停電状態になっていました。「月下美人」は美しく咲き誇り妖しげに嘲笑ってるようでした。「今日は撤収しよう」私達スタッフはそのままホテルに入り朝を待ちました。朝観光課の職員に昨日あったコトの一部始終を話し、再トライの承諾を待っていると撮影中止の一報が告げられました。 観光課の職員は何故かうつむき加減でボソボソと重い口を開きました。 「実は・・・」省略するとこんな話です。 あの「月下美人」が栽培されていたハウスは、持ち主の親族が管理していて、
いうい
続きはよ…!!!
ソニック
長文だと収まらないの初めて知りました。
Akira 投稿者
まさよんありがとうね🤗 一つだけ訂正します。記憶違いで「月下美人」を蘭と表現してしまいました。正しくはメキシコが原産のサボテンの仲間です。ゴメンね😭😹