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まる

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【小説家さんとゾウさんを見に行く7】#まる婚活

背後からクラクションを鳴らす彼。
彼の車だと気づいた私に、手を振っている。
『よろしくお願いします』と、早速助手席に乗せてもらう。

そこから動物園へ向かう。

「遅刻しました」
『…はい』

もう何も言うまい。

「会社が長引いて」

・・・。
『え?』

いま、なんて?

キミ、勤め人だったっけ???
「会社員になりました」

お、おう。
『おめでとうございます?』
どう言ったら良いのかまったく分からない。

「もちろん、小説の仕事もやってます! もう手一杯で大変ですよ〜」
『お疲れ様です…!』

彼は「やれやれ…」と、ため息混じりに話していた。
私は特に『専業小説家じゃないとダメ』と思っているわけではないので、別の業種で働いているのは頼もしいくらいに感じていた。


『あ、そういえば』
私も忘れないうちに渡してしまわねばと思い立つ。手に持っていた地元のお菓子の箱を彼に渡す。

すると彼は今まで見たことがない笑顔を浮かべる。「わぁ〜…!」と聞いたことがない声が漏れていた。
…キミ、そんな笑顔が出来たのか。

おばちゃんの助言の【お菓子】は効果絶大だったようだ。彼はいそいそとお菓子を後部座席に置く。
形だけでも「ありがとう」と言ってほしかった。

「じゃあランチに行きましょう!」

ランチは動物園に行く途中にあったレストランだった。二人でパスタを食べる。


彼は食事中も「勤め始めた仕事がどれだけ大変か」をとうとうと語った。
私は食べながら『ふんふん』と言い続けた。
会計は彼がしてくれたので『ありがとうございます』とお礼を言う。


再度、車に乗り、私達は動物園に着いた。
動物園とは独特の雰囲気があるなぁと考えながら、彼と一緒に入場する。

大きいのから小さいの、中くらいの。
泳ぐのと、飛ぶのと、走るのと。
そんなのを色々と見た。
私の感想が幼稚園児並みである。

アバウトな言い方しかしていないが、詳しく動物園について説明するときりがないので割愛する。


そして私達は問題の… ゾウの前に来た。

ゴホンと彼はわざとらしい咳払いをした。

「ゾウについて説明をしましょう!」
『・・・』

私は耳を疑った。
この人、やっぱりゾウさん大好きっ子だったか。
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コメント

黒猫のジジ🐈‍⬛

黒猫のジジ🐈‍⬛

5 GRAVITY

ゾウのとこから急に可愛くなる予感[照れる] プレゼントをいただいたら、ありがとうが言えないのは残念ですね。

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るる👑かおる🧸

るる👑かおる🧸

5 GRAVITY

絶妙過ぎて、思わずパチリ!

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まる
まる
偶然ゾウさんだったんですね~!✨
1 GRAVITY
みやこ

みやこ

4 GRAVITY

小説家さん、まるさんの語り口からちょっと曲者なんだろうな、という印象だったのですが、まるさんの文章によってデフォルメされているからなのか、読み手のわたしには小説家さんが徐々に可愛らしく見えてきました🫢!

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ミヤ

ミヤ

4 GRAVITY

会社員に……え?まさかまるさんのために??将来をよりリアルに考え始めたのかな。 おみやげはそんなに効くんですね!感動しすぎてありがとうを忘れたのかな。

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彰(療法家)

彰(療法家)

4 GRAVITY

オチが..いつもながら秀逸で、歩きながら声出ました笑 小説家さんの恋してる感じがいいなぁと思いつつ、この先どうなるのか分からないことに、ドキドキが止まりません[ほっとする]

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