おばちゃんの恋愛アドバイスでまさかの展開?!

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まる

2022/10/11

【結婚相談所のおばちゃんに生で会う３】
#まる婚活

「小説家の彼とのお付き合いはまだ様子見にして！」

もうお断りの方向で考えていたのに…
おばちゃんの突然の手のひら返しは驚きだった。
『…どうしてですか？』

「だって～　相手の結婚相談所から『お付き合いを続けたいって彼は言ってる』って来たのよ」

…。

「もうちょっと様子見をしてもありだと思うわ！勿体ない！」

…おばちゃぁ～ん
おばちゃんあるあるの『もったいない精神』が発動してしまった。

どうやら相手はご贔屓にしている結婚相談所経由らしく、おばちゃんもあまり横暴な断り方はしたくないようだった。

おばちゃんも「他の結婚相談所に良い顔が出来ないと他の会員さんを紹介しづらくなる」のだと、ほんのり説明してくれた。
結婚相談所同士の横の繋がりって大変だね。

あんなに私を邪険にしておいて「お付き合い希望」とはどういう神経なんだ。
冷たく当たって女を振り落として楽しんでいるようにすら見えたぞ。

でも、私もずっとズルズルと引きずる気持ちは無いよ。結論は出たんだよ。

彼は出版業界で働く人としては素晴らしい人なんだと思う。
「努力不足」と他人を切り捨てられるほど、努力してきた人なんだと思う、けど。
…それと結婚は別だよ。

『わかりました。　様子を…　一週間見ます』

昨日お会いした時の日程詳細を決めたのは私が催促してからだった。
彼から送られてきたラインは「時間決めてなかったけどこれでいいよね！？」だけで、あとは全部私からの声掛けだった。

試す、という言い方になってしまう。
悪いんだけども。

私の気持ちはもうお断りに傾いている。

一週間、彼からのラインが来なければ
「我は結婚相談所経由に『脈アリ』と伝えたのだからお前が準備せよ！」と
そう言ってるんだと受け取ります。
上から目線の無言の圧力だと捉えます。
お断りをします。

おばちゃんが「まだ様子見にして」と言わなければ、今日で終わりにするつもりだったのだから。

『あの、それよりも
　次の人のプロフィールを教えてください』

小説家さんとの結婚はかなり難しい。
結婚後も上手くやっていける自信は
…正直、無かった。

それよりもその「優しい男性」って言う人に会ってみようじゃないか。
実はバツイチの方とのお見合いは初めてなんだ。

今度こそ報告終わり。

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