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まる
あ、ははは!!!!!
一度はお断りの返事をしたものの、親の発言に焦って返事をして、そのままOKになってしまった私。
このまま行けば次はデートになるはずなので、日程についても空きがないかと確認しながら続報を待っていた。
すると結婚相談所のおばちゃんからの電話が入る。 その第一声が衝撃的だった。
「あなたねー フラれたわよー」
・・・え?
「好みじゃないんですって~」
…あ、
は、はは、
あはははははは!!!
思わず笑い転げてしまった。
彼はお見合いの間、ずっと明るい笑顔で「うん!うん!!」と頷いていた。
それを見ながら私は(まるでビジネスのようだ…)と感じていた。
そして彼は私に一切の質問をしてこなかった。
つまりそれこそが「答え」だったのだ。
彼は私と初めて顔を突き合わせて「…あ、この女の人は無いわ」と思ったのだ。
そしてその直後にビジネスモードに切り替えて、時間が過ぎるまで笑顔で頷き続けたというだけの話だったのだ。
『私、バカみたいですね!
自分自身がまるで百戦錬磨の美女かなにかだと勘違いしてたんですね!』
お見合いは女にも男にも断る権利がある。
平等なのだ。
ただ、私が前の結婚相談所でやり続けてきた『無いなと思ったらビジネスモードでひたすらやり過ごす』を相手にもされただけの話だった。
『いやぁ~ 無理言ってご対応いただきありがとうございました~!』
ひとしきり笑って、気持ちはどこか晴れやかだった。
してやられたぜ!という気持ちと、お見合いってのはそういうもんだぜ!という今更ながらの気持ちから、私は笑顔になっていた。
「もう!あんな土壇場で返事を変えるのはやめてちょうだいねー!」
『ごめんなさい、ごめんなさい!
もうしませんので、本当にありがとうございました!』
「…ところでね、また別のお話があるんだけどね」
おばちゃんは何やら別の案件を提示してきた。
「新しい男の人よ~」
おばちゃんが提示してきた男性はこれまたやけに年収が高い。
さっきまで「分相応」とか言って年収や学歴についてピリピリ考えていたので嫌でも目につく。
「この人、小説家なのよね」
『え?』
さて、小説書き(趣味)である私と、本物の小説家とのお見合いは開始されるのか…?!
続きはまた今度。
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そして読ませる引き込む構成力素晴らしいですです。
ゆかり
そうですか~😅 体験としては意義ありますね。 今度は、ビジネスモードで時間を潰さず、お互い無い同士なことを確認し合ってそんなことをネタに盛り上がれたら有意義かなとか思いましたが、 相手が真剣だった場合は無理な話か…。 小説家は、良き出逢いになる気がします。 お見合いとしてでなくても、関心だけで物見遊山で会って語らってみるのは如何でしょうか。
candy
おばちゃんの最初の「まるさんも相当おしゃべりよ」とか何とか…いらなかった気がする…相手に余計な先入観持たせたくないし、その一言でこちらもあちらも「あ、そうなんだ、じゃあ…」って気を遣っちゃうよ💦
まーーーーーーーーーーーーー
今日もミニエッセイが楽しい☺️
ノン=タロウ
なるほど、好みじゃないならしゃーないなw