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かのん

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身体温めて風邪治そう
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🍀涼子🐳

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٩(*´︶`*)۶おはよ〜♬
土曜日だね

カイロ暖かい💚
(∩´ㅂ`∩).*・゚アッタカインダカラァ~

寒いから風邪ひかない様に💪
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ハーロック

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第三話 (全三話)


――地獄だった

ステップは覚えられない
リズムは取れない
息は上がり、太ももが悲鳴を上げる

鏡に映る自分は、必死で、ぎこちなくて、情けなかった

「……やっぱり、向いてない」

レッスン後、床に座り込みながら呟いた

「向いてへんかどうか決めるん、早すぎるわ」

男は言った

「自分な、“できへん”って感覚、めっちゃ得意やろ」

「……はい」

「それ、今まで“やらなきゃいけないこと”全部やり切ってきた証拠や
初めて“やりたいこと”やっとるから、戸惑っとるだけや」

その日から、彼女は通い続けた
仕事終わりにスタジオへ
筋肉痛で階段が辛くても、次の日も行った

何度も、心が折れそうになった
若い子たちが軽々踊る横で、自分だけが汗だくになる

「私、何してるんだろう」

そう思うたび、黒い服の男が、どこからともなく現れた

「自分、今、人生で一番“自分の身体”使っとるで」

「それ、褒めてます?」

「最上級や
十四年間、身体は“稼ぐ道具”やった
今は“表現する相棒”になっとる」

少しずつ、身体が変わり始めた
腹に力が入る感覚
音に遅れず動ける瞬間
鏡の中の自分が、前より少しだけ、強そうに見えた

半年後
彼女は、あの駅前の広場に立っていた

音楽が流れる
最初は、心臓がうるさいくらい鳴った

でも、身体が動き出すと、不思議と静かになった
ビートに身を任せ、これまで積み上げた練習が、自然に溢れ出す

拍手
歓声
息を切らしながら、頭を下げた

帰り道、ガラスに映った自分の腹筋を見て、思わず笑った
見事に割れていた

「……私、ダンサーだ」

黒い服の男が、少し離れた場所に立っていた

「自分な、もう分かったやろ」

「何がですか」

「人生な、遅い早いちゃう
"自分の番を生きたかどうか”や」

彼女は深く息を吸った

青春は、失っていなかった
ずっと、未来のために貯めていたのだ

三十二歳の彼女は
守り続けた人生を
これからは、踊るように生きていく

その一歩目を踏み出した自分を
彼女は、初めて心から誇りに思えた


#希望 #自作小説
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にいな

にいな

おはようございます。昨夜金縛りにあって、身体が縛られるのはもちろんのこと、肩周りにキスされる感覚(肌感覚?)がしてとても怖かったです。寒いのでまだおふとん。今日も運動しなきゃだな。
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ゆき

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朝から吐き気やらなんやらで体調悪い。メンタルのせいとしか思えない。頓服飲みたい…
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