長文。頭の中をとりとめもなく。｜ネジバナの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

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ネジバナ

2025/11/13

長文。頭の中をとりとめもなく。

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今日、椎名林檎の曲を再生していて、久しぶりに『木綿のハンカチーフ』を聞いた。
この曲を最初に聞いたのはいつ頃だったろうか。おそらく学生でその時は迷いなく女性側の心情に共感していた。私を置いて最後は離れていくあなたは酷い、と。今は断然男性側に共感するようになった。なぜあなたは変わらないのか、進みたい私をいつも否定するのか、と。

面白いなぁ。
思ったのは、学生だった当時は与えられる側だったなということ。与えられた中から選んでいた。変わることを恐れていた。分かることこそ安心だった。知らないことは怖いこと。だからいいえと否定して拒む。
今はだいぶ変わった。人は変わらざるを得ない（養老孟司の『バカの壁』でもそんなこと書いてた気がする）。どうせなら自分が快いと思う変化でありたい。停滞は嫌い。未知を既知にしていく。それを私は是とする。選択肢は信じられないほどたくさんある。（と、言うほど動けてないからもっと大胆になりたい）

最近見たドラマの『ミステリと言う勿れ』の中で、こんなセリフがあった。
"あなたはまだ頭でしか知らないことが多いけど、この先体験することで考えが変わることもあるだろう。それは恥ずかしいことじゃない。人に会い、人を知りなさい。それは自分を知る旅だよ。"

今は書籍やインターネットなど情報が溢れていて、なんとなく知っているだけということが自覚しないままに多い。それを何年もかけて実際に体験して理解して身に馴染ませていく。きっとそこで得た情報や感情は人それぞれで、同じ空間で同じ時を過ごしたとしても違う受け取り方をするんだろう。
だから何が正解とか、そういうのはないのだと思う。私はこう思うんだな、という積み重ねの中で、自分の行動や選択によって自分を形作っていくこと、自分を知っていくこと、それを成長と呼ぶのかもしれない。そこに他者を交えて共通点や相違点について意見を交わせたら最高だ。そういうのをやっと実感できる年齢になってきた。

自分なりに色々考えて出した答えと似たようなことが本に書いてあったとかよくあるけれど、二番煎じだろうが三番煎じだろうが、自分で体験したことや感じたことを材料にしてコトコト煮込んだスープはきっと自分好みの味わいになっているはず（表現が迷走）。
つまり、間違いなく唯一無二なのだから、考えることを無駄に感じる必要はないということ。

ニューヨークにあるHolstee社の社訓に好きな言葉がある。
"ALL EMOTIONS ARE BEAUTIFUL."

全ての感情を肯定して大事にして、私は私を形作っていく。
（悲しみ多めの時だってそれは必要なことなんだよね）
そして、形になりきらない曖昧なところにはきっと可能性が詰まっている。
とても楽しみだ。