ハイスクールラブ、しんどすぎる　スコア詰め｜みー太の投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

高原の暮らしにも、とうとう終わりが近づいてきた。
車の窓から吹き込む風は涼しく、ここがまだ真夏だということを忘れさせてくれる。

去年までは、家から半日の距離にある低い山で過ごしていた。しかし年々厳しくなる日本の夏に、その標高では物足りなさを感じるようになった。
そこで今年は思い切って、家から800キロ離れた、もっと高い場所を選んだのだ。

遠かった。確かに遠かった。
けれども辿り着いたその場所は、まるで別世界のように涼やかで、澄んだ空気が胸いっぱいに広がった。
老犬のワンコも、ここでは足取り軽く、嬉しそうに散歩を楽しんでくれた。その姿を見ているだけで、ここまで来てよかったと心から思えた。

やがて帰りの日が近づき、最後の一日は夕方までゆっくりと高原の時間を味わった。
そして静かにエンジンをかけ、八百キロの帰路へとハンドルを切った。

一泊目の朝、パーキングエリアでワンコを連れて外に出ると、目の前に高くそびえる山々が広がっていた。
その稜線から、ゆっくりと太陽が顔を出す。橙色に染まる光は、旅の締めくくりを祝福してくれているようだった。

二泊目は、標高の低いエリアのパーキングで休む。
そこにはドッグランがあり、ワンコも安心して体を伸ばせる。旅の疲れをほぐすように、耳を風になびかせながら走る姿は、少し若返ったように見えた。
まだ、ワンコは、帰りたく無さそうです😅
そして今日の午後。
いよいよ、暑さの待つ自宅へ戻る時がやってくる。

涼しい高原の思い出を胸に、老犬の笑顔を心の支えにして。
エアコンの効いた車内に、小さな寝息が聞こえる。
その音に耳を傾けながら、ハンドルを握る手は静かに力を込めた。

――また来年も、一緒に来よう。
そう願いながら、夏の旅はゆっくりと幕を閉じていった。

ハイスクールラブ、しんどすぎる スコア詰め

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