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塩分

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大阪府・市の議員削減の総括:功と罪のバランスを考える大阪維新の会が推進した議員定数削減は、財政の無駄を減らす「身を切る改革」として一定の成果を上げました。実際、市の借金は維新政権下で2兆円以上減少し、毎年数億円の歳費カットで行政の効率化が進みました。これにより、維新は「改革派」のイメージを固め、支持を集め続けています。ただし、人口が増え続ける都市部で議員を減らすのは理にかなわず、一人ひとりの市民が担う負担が増えるだけです。効率化も、維新の速い政策決定を後押しする一方、多角的な議論を避ける言い訳になりやすいのが現実です。一方、批判の声は的を射ています。1人区が7割近くを占めるようになり、死票が増えて小政党や多様な意見が排除されやすくなりました。これで議会が維新一強の「ゴム印」化し、行政のチェック機能が弱体化するのは深刻です。ただ、反対派も投票率を上げる努力が足りず、削減反対が「既得権を守るための抵抗」と見られがちで、説得力が弱い点は否めません。政治的な結果として、短期的に維新の勝ち筋になりましたが、議会の空洞化と住民の分断を招き、長期的に支持離れを加速させています。2025年のSNSでは「維新の終わり」を予感させる声も増え、国政への定数削減要求は大阪の「失敗モデル」を全国に広げるリスクをはらんでいます。忖度なしで言えば、財政の小さなプラスより、民主主義の基盤を揺るがすマイナスの方が大きい負の遺産です。中立的に見て、定数をこれ以上減らさず報酬の見直しでバランスを取るのが現実的。最大の問題は、住民の声を聞く公聴会などの徹底した議論を欠いた点です。これを今後どう補うかが、大阪政治の成熟を決める鍵になるでしょう。
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大阪府・市の議員削減の総括:功と罪のバランスを考える大阪維新の会が推進した議員定数削減は、財政の無駄を減らす「身を切る改革」として一定の成果を上げました。実際、市の借金は維新政権下で2兆円以上減少し、毎年数億円の歳費カットで行政の効率化が進みました。これにより、維新は「改革派」のイメージを固め、支持を集め続けています。ただし、人口が増え続ける都市部で議員を減らすのは理にかなわず、一人ひとりの市民が担う負担が増えるだけです。効率化も、維新の速い政策決定を後押しする一方、多角的な議論を避ける言い訳になりやすいのが現実です。一方、批判の声は的を射ています。1人区が7割近くを占めるようになり、死票が増えて小政党や多様な意見が排除されやすくなりました。これで議会が維新一強の「ゴム印」化し、行政のチェック機能が弱体化するのは深刻です。ただ、反対派も投票率を上げる努力が足りず、削減反対が「既得権を守るための抵抗」と見られがちで、説得力が弱い点は否めません。政治的な結果として、短期的に維新の勝ち筋になりましたが、議会の空洞化と住民の分断を招き、長期的に支持離れを加速させています。2025年のSNSでは「維新の終わり」を予感させる声も増え、国政への定数削減要求は大阪の「失敗モデル」を全国に広げるリスクをはらんでいます。忖度なしで言えば、財政の小さなプラスより、民主主義の基盤を揺るがすマイナスの方が大きい負の遺産です。中立的に見て、定数をこれ以上減らさず報酬の見直しでバランスを取るのが現実的。最大の問題は、住民の声を聞く公聴会などの徹底した議論を欠いた点です。これを今後どう補うかが、大阪政治の成熟を決める鍵になるでしょう。