まさかの同胞｜じゃがほくの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

れいわ新選組の奥田ふみよ参議院議員が2025年12月16日の参院予算委員会で繰り広げた痛烈な告発は、子どもたちの命を蝕む自殺過去最多（2024年529人）の現実、学校の理不尽な校則がもたらす人権侵害、約6割の世帯が生活苦に喘ぐ中で市民支援を後回しにしつつ約80兆円規模の対米投資を優先する政策、そして与野党揃っての「仲良し国会村」――裏金議員の長年在職を着物姿で祝うような貴族的政治――これらを断罪する、国民の利益に直結する真っ直ぐな正論である。

普通の三人の子を持つ母親であり、ピアノ講師として働き、東日本大震災と福島原発事故をきっかけに市民運動から国政へ飛び込んだ奥田議員は、世襲や派閥の論理で生きる特権政治家とは根本的に異なり、一般国民の痛みと怒りを肌で知る存在だからこそ、議場をざわつかせヤジを浴びても怯まず声を上げられるのだ。

彼女の指摘は単なる批判ではなく、子どもとお年寄りを守る政治を取り戻すための具体的な警鐘であり、欲にまみれた国会議員たちの嘘と騙しを大掃除するという宣言は、主権者である私たち国民の未来を切り開く希望の道筋である。

しかし、ここで私たち国民自身にも問わなければならない。奥田ふみよという先例が目の前にある――特別なコネも大金も持たない一市民が、純粋な信念と国民の支持だけで国会議員となり、既得権益に挑み続けているのだ。

国政に不満を抱くなら、ただSNSで愚痴をこぼし、投票日をやり過ごすだけで終わらせるのではなく、奥田議員のように自ら立候補し、当選を目指す道もある。

支持が本物なら当選は可能であり、実際に彼女はそれを証明した。行動せずに不満だけを繰り返すことは、結局のところ政治の腐敗を許し、子どもたちの未来をさらに暗くする一因に他ならない。

奥田議員の勇気ある発言と行動と言う先例にならい、私たち主権者もまた、おかしいことはおかしいと声を上げ、必要なら自ら議席を掴みに行く覚悟を持たなければならない。

国会に奥田氏のような一般国民の代表をさらに増やすことこそが、真の政治改革であり、子どもたちに胸を張って手渡せる日本を取り戻す唯一の道である。