日野下花帆との出会いは、乙宗梢にとってどれほど救いであったというのだ、と思いを馳せるのももう何度目かといった感じだけれど、彼女の掲げた夢を一番好きな思いだと語り、彼女に自分の夢と同じ輝きを見出していたとまで言葉にされると、もう、出会ってくれてありがとうとしか言えないよ私は。