遠藤理子ちゃんは、小さい身体のその全体から「やってやるぞ!」っていうオーラが出ていて、その目線から感じる意志の継続性も含めて、観ていて小気味よいというか、応援したくなるというか、好きになっちゃうという意味で、ステージングが強いってことなんですよね
その人がいない喪失感は、結局は何か他の誰かや何かで埋めることはできないので。この喪失感は一生私の中に存在するんだけど、それは出会えた幸福とセットでもある。だし、きっと歌舞伎を見続けながら、いろんな舞台のいろんな瞬間に、私はまた亀蔵さんと再会し続ける。歌舞伎を見るってそういうこと。