長生きへの願い：15年前の七夕物語

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🐷トン

2024/07/07

15年前の七夕の日，私は大腸ガン肝転移の為に入院中。退院を翌日に控え，ナースステーション前に飾られた七夕飾りの短冊に「長生きできます様に」と書きたくても躊躇っていた弱気な自分がいた。
それにしてもこの15年の間に予想もしない様々なことが起きた。入院だけでも5回，大腸がん完治の次は乳がん。長年のモラハラによりストレスが身体の機能に障害をもたらす転換性障害で歩行困難に。置き手紙をして別居後に調停離婚。それらを全クリして，歩行困難ながらも100歳を目指している自分がいる。
私のプロフィールを見て「壮絶な人生」と言われるが，渦中にいる当事者からすれば，とにかく必死で、大変とも思わず過ごして来た。
さんまが言う「生きてるだけで丸儲け」ではないが，幾つものハードルを乗り越えて，転びながらも生かされているのは，ありがたい気持ちしかない。
そう言う私も今のサ高住に移るまでは「こんなに歩けないなら死んだ方がマシ」とさえ思っていた。しかし，毎朝，同じテーブルで食事する90代のご婦人から「寝たきりの人だっているんだから.歩行器使って歩けるんだから感謝しないとね」と諭され考えが変わった。戦争を乗り越えて来た方だから，生かされていることのありがたみを強く感じている様だ。
こういった出会いも「偶然ではなく必然」と感じている。そして，またグラビティとの出会いも私に生きる喜びをあたえてくれている。
今年の七夕は躊躇うことなく「100歳まで生きる」と書いたのは言うまでもない。頑張るぞー！