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『関心領域』
とんでもない映画だった。
ある家族の日常を最初から最後まで映してる。ただそれだけなんだけど、何気ない日常の後ろで何か聞こえる。当人たちは「アウシュヴィッツ第三収容所」が壁を挟んだ向こう側に存在することを知っており、なんなら主人公である家族の大黒柱は収容所の司令官である。ユダヤ人のことは家族の日常の話題に時々出てくるものの、二言三言目には違う話題へと関心が移る。壁の向こうからいつも凄惨な声が聞こえるのに。
"そこ"で起きていることは家族にとっては当たり前のことであり、それぞれの関心はいつもごく普通なこと(ご飯、娯楽、身の周りの人間関係など)に向けられる。関心がなければ興味どころか耳に入らないし届かないから。「スマホに夢中になっていてアナウンスに気づかず、降りる駅を逃した」時と多分同じ。関心領域という題名が本編中ずっと効果的に働いている。
終盤、主人公がパーティーの客を階上から見下ろして「毒ガスでどうやって○せるか考えてた」と妻に電話で話すシーンが衝撃的だった。主人公の関心事はいつも仕事……すなわち「効率的な大量○人」。家族に優しく仕事熱心な寡黙な人というイメージが一変した。
と同時に、私も関心のあることしか自分の領域に入れていないのかもと気づかされた。不協和音を聞かされて、自分にとって心地の良い音だけを拾おうとするみたいに。
自分の考察だけでは絶対足りないから調べようと思うけど、きっとヒントは映画の中に全てあるんだろうな。妻の母はどうして突然帰ったのか。あの少女はなぜ果物を地面にばらまいていたのか。いや答えは分かるんだけどうまく脳内で纏められないから調べちゃうもんね。それが今の私の関心領域ということで。原作は小説なのかな?読みたい~

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サカイ@
アナライズユーはどんな作品?
『アナライズユー』は、心理学や人間関係をテーマにした作品で、視聴者に深い洞察を提供します。以下に作品の特徴をまとめます。
ジャンル: サスペンス、ドラマ
ストーリー: 主人公が他人の心を読み解く能力を持ち、その力を使って様々な人間関係や事件に関わっていく様子が描かれます。心理的な葛藤や人間の本質に迫る内容が魅力です。
キャラクター: 主人公は非常に複雑なバックグラウンドを持ち、彼の成長や変化が物語の中心となります。周囲のキャラクターもそれぞれ独自のストーリーを持ち、相互作用が物語を豊かにします。
テーマ: 人間の心理、コミュニケーション、信頼と裏切りなど、深いテーマが扱われており、視聴者に考えさせる要素が多いです。
この作品は、ただのエンターテインメントに留まらず、視聴者に心理的な洞察を与えることを目的としています。興味があれば、ぜひチェックしてみてください!

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