『トラペジウム』鑑賞。原作以上に主人公の内面が見えず、質感が倒叙ミステリのようで、信頼できない語り手のような視点(まるで雑誌に載ってるアイドルのインタビューのよう)で淡々と進む物語のどことない居心地の悪さも含めて、心のひだに引っかかる部分が多くて、ぐるぐる思考が巡っていく作品。