🌻 『ある』から『なる』へ｜吉田賢太郎の投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

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投稿

吉田賢太郎

2025/12/23

🌻 『ある』から『なる』へ
昔の「価値」は、カバンの中にあった。
誰にも渡さない、自分だけの「モノ」。
それを**アイテム（存在）**と呼んだ。
持っている数だけ、強くなった気がした。
今の「価値」は、空気の中に溶けている。
誰かとつながり、動き続ける「コト」。
それを**システム（現象）**と呼ぶ。
「持っている」より「使えている」が、自由の証になった。
昔は、一冊のノートを買って、自分をそこに閉じ込めた。
今は、ネットという海に飛び込み、世界と自分を混ぜ合わせる。
それは、音楽のCDを飾るんじゃなくて、
今この瞬間に流れる「メロディ（現象）」に心震わせること。
大切なのは、「何を持っているか」じゃない。
この世界という大きな仕組みの中で、
どんな自分に**「なる」**か、ということ。
「男の子だから」「女の子だから」
そんな、たった一つの**アイテム（属性）**に自分を当てはめなくていい。
パンセクシュアルという言葉があるように、
誰かを愛する気持ちだって、決まった形のない「現象」なんだ。
モノはいつか壊れるけれど、
つながりの中で生まれる「体験」は、
君の歴史の一部になって、ずっと響き続ける。
君は、何かを手に入れるために生まれてきたんじゃない。
この世界というシステムの中で、
新しい「現象」を起こすために、ここにいる。
💡 このポエムの「本質」まとめ
中高生のみなさんに伝えたかったのは、以下の3点です。
所有（アイテム）の終わり：「何を持っているか（学歴、ブランド、性別）」で人を判断する時代は終わった。
関係（システム）の始まり：「どう繋がっているか、どう動いているか」という「現象」にこそ価値がある。
自由なアイデンティティ：自分自身を「固定されたモノ」と考えず、変化し続ける「美しい現象」として捉えていい。

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