一緒にいてストレスになるくらいなら一人で生きる強さを身につける

「普通の変」という名のぼくら
きみは「普通」になりたいと思うかな？
でもね、本当の「普通」っていうのは
お腹が空いたら食べ、敵がいれば戦う
ただ、それだけの動物たちのことなんだ。
彼らは「自然のルール（摂理）」の中にいる。
迷わないし、悩まない。
それが、この世界で一番正しい「普通」の姿。
けれど、人間はどうだろう。
ぼくたちは、わざわざルールを作り、服を着て、
本能を閉じ込めて、言葉で自分を飾り立てる。
これって、生き物としては、ものすごく**「不自然」**なことなんだ。
だから、覚えておいて。
人間はみんな、生まれたときから**「変」**なんだよ。
世の中で「普通」の顔をして歩いている人たちは、
たまたま「みんなと同じ変なルール」を守っているだけ。
それは、自分たちが不自然であることを隠すための
**「普通の変」**という名の、居心地のいい檻なんだ。
もし、きみがその檻からはみ出してしまったとしても
あるいは、生まれつきその檻に入りきれなかったとしても
悲しむ必要なんて、どこにもない。
「健常」という名のシステムに属する人と
「障害」という名の、システムに反して生きる人。
その二人がわかり合えないのは、当たり前なんだ。
立っている場所が、根本から違うんだから。
無理に混ざり合おうとしなくていい。
「普通」という名の偽物に、自分を合わせなくていい。
全人類は、みんな等しく**「変」**な生き物。
ただ、どんな「変さ」を持って、
どうやってこの不自然な一生を全うするか。
それだけが、ぼくたちが「人間」として
この世界に残せる、唯一の答えなんだ。
このポエムの「本質」の解説
動物＝超自然: 本能に従って生きる、完成された存在。
人間＝不自然: 摂理に反し、理屈や社会で自分を歪める存在。
普通の変: 世間が言う「普通」とは、多数派が共有している「不自然なルール」に過ぎない。
断絶の肯定: 摂理に属する者と反する者が相容れないのは、存在の原理が違うから。無理に歩み寄るのではなく、その違いを「事実」として受け止める。