りなまおはあるよbot「りなまおはあるよ」｜ミリの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

【東大さんの所へ１】#まる婚活 #婚活

これまでのおさらいがてら、知らない人のためにも最初から詳しく説明していこうと思います。

ことの始まりは先々月。
お見合いで色々な人と会っていた時、そのうちの一人として彼に出会いました。
軽快な喋りで「いい人～！」と思っていたのですが、後でプロフィールを見てびっくり。
東大卒の方でした。

「いくらなんでも大学すら出てない自分とは不釣り合いすぎないか？」と、何度も悩んだのですが『断わるのはいつでもできるから！』という言葉を頂いたこともあり、最初のフィーリングが良かったことも気になったので、このまま話を進めることにしました。

まずはラインを交換する私たち。
彼はいつも丁寧な言葉遣いで沢山の質問を送ってきました。
とても知的で紳士的な印象を受け、「私にはもったいないほどの人だな…」と思いながらも、文通のような長文のやりとりが毎日続きました。

そうして先月、私と彼はお互いの家の中間地点にあるお店でランチをすることになりました。

しかし彼は熱狂的に「焼肉」が好きなこと。
質問を沢山してくれていたラインの文章とはうってかわって、実物はかなりのマシンガントーク（暴走型）であることが発覚。

困惑している私に彼は言いました。
「今度は僕の住む町まで遊びにおいでよ」

勢いで軽く承諾したものの、よくよく確認してみると、彼の家は我が家から車で片道二時間の場所にあるのでした。

『にっ、２時間…！』

東大さんの家まで我が家から車を飛ばして片道２時間。
途中に高速道路はあるものの、お互いに田舎住まいと田舎住まいなので交通機関はもちろん無い。
自力で車を運転して行くしかなかった。

「大丈夫なわけ？　そんなところ…」
友人が心配してくれました。

「『行けない』って言って男に来てもらえば良いじゃん。迎えに来てもらうとかでもいいじゃん。こっちが断わっても『来い』って言う男はそれまでだよ」

友人の言葉はごもっとも。

…でも私、その人との結婚を視野に入れているなら自分で車を運転して行くべきだと思う。
相手に運転をしてもらうことが前提で、自分で行けない距離の人と付き合うのは単純に嫌だった。

勿論、世の中にはそうではない人もいっぱいいるけれど…　私は交通機関でもなんでも良いから、自分ひとりで会いに行ける人とお付き合いがしたいと思っていた。