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あお🫧
濡れたグラウンドに街灯の光がすっと伸びている。
まるで、海に浮かぶ月の道みたいに。
静かで、やさしくて、どこか遠い場所へと続いていきそうだった。
その光の周りでは、木々の緑がしっとりと揺れていた。
まぶしすぎず、暗すぎず、
湿った空気の中で、わずかに息をしているように見えた。
葉の擦れる音と、
雨粒が葉から葉へ落ちる音。
ただそれだけが、夜の沈黙を彩っていた。
誰もいない。
声もない。
だけど、世界はまだ確かに生きていた。
それが、胸の奥にそっと触れて、
私はやっと、ひと息ついた。
きれいだな、と思った。
でもこれは、誰かと見たい景色じゃない。
一緒に「きれいだね」と言い合うための美しさじゃない。
これは、私だけの“きれい”。
言葉にしたくないほどの、
私の中だけにそっと咲いた、夜のひかり。
誰にも話さなくていい。
この静けさに触れたこと、
この風景と心がぴたりと重なったこと――
そのすべてを、
私だけが知っていれば、それでよかった。
わたし日記~徒然帖~
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