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たいち

たいち

「手当て」の効果ご存知かしら?

お駄賃的な手当てではなくて、治療行為における手当てです。
昔は患部に手を当てて傷を癒したと言いますが、キリストだったり祈祷師だったり古今東西似たお話はあるようです。

患部に手を当てただけで治るとまではいきませんが、手を当てることが効果がないかといえば全くそうではありません。寧ろ手を当てると痛みが和らぐ事は、その理由から科学的に示されてます。

痛みを感じるということは、その場所から脳まで神経で信号が伝えられています。これが痛覚というものです。

例えば突き指をした時に、親指から痛みの刺激が神経の通り道を通って脳に信号が送られる。
ただ、親指から脳に繋がってる神経、信号の通り道は痛み専用のものだけではありません。触覚や圧覚も信号として脳に繋がっていて、痛みとは別の通り道を使います。

そしてこの神経の通り道として、実は痛み神経の通り道は細いのです。(主にC繊維といいます)
対して触れられる、圧迫される感覚は太い繊維(Aβ繊維)であり、基本的に脳で処理される際に、太い繊維からきた情報を優先的に処理されるように働きます。

歯医者で麻酔したとき、痛みは感じないけど、触れられてる感じ、押されてる感じがわかるのはこのためですね。細い繊維は麻酔の影響を受けやすいですが、太い繊維は麻酔の影響が少ないんですね。

なので痛みを感じた時に手を当てる、軽く圧迫する、摩るといった行為は痛みを感じる信号を、触れたり圧迫される感覚で上書きしてるんですね。
いろんな報告がありますが、痛み刺激が4分の1になるという報告もあります。

悪い事した人に、「胸に手当てて反省しろ」みたいな言い回しがありますが、悪い事した人も被害者意識で胸が痛いかもしれません。
そんな場合はそっと手を当てながら、痛みを緩和して反省するのも良いかもしれませんね。
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コメント

ぱんだだだだ

ぱんだだだだ

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人にやってもらうと効果あがりそうな気がする~

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たいち
たいち
仰る通りだとおもいます。きっとそれは下行路抑制系という、セロトニンやノルアドレナリンの効果です。 安心したり、ホッとしたりした時に痛みを和らげる方に働くんです。 痛いところを人に摩ってもらいながら「痛かったね、もう大丈夫だよ」と痛みが和らぐ効果があるのは科学的に説明出来ます。
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りりー🫖

りりー🫖

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整骨院に勤めていた時に、幼い女の子が首の痛みで来院されたんです。 発達障害がある子で、何をするにも不安な様子。 そんな時先生が、ママと話しながらその子を擦っていたんです。 本人が大丈夫そうな事を確認しながら治療をしたんですが、先生が最後に「お母さん、テレビ見ながらでも良いから、抱っこした時に痛む所をナデナデしてあげて。安心してね痛みが和らぐよ。」と話してたんです。 そーんな事を思いだしました[笑う] 私だって、ギューとしてトントンしてもらえると安心しますからね。 あ、たいちさん! ギューってして、背中をトントンしてくれていいんですよ[穏やか]

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たいち
たいち
素敵ですね。まさにその行動は理にかなっていて、触覚で痛覚を上書きするような理論はゲートコントロールといいます。 あとはセロトニンやノルアドレナリンなど脳内物質が痛みを和らげるように働くという下行路抑制系のシステムというのもあり、安心、安全。と感じてる範囲では痛みを感じにくいとされてます。
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