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臼井優
往来危険罪のポイント
具体的危険犯であること: 抽象的に危険な行為(例:信号にガムテープを貼る)でも、実際に交通機関に危険な状態(脱線・転覆の恐れ)を生じさせれば成立します。
「往来の危険」の具体例: 鉄道の脱線、転覆、衝突、沈没など、交通の安全を害する具体的な危険状態を指します。
行為の例: 鉄道の標識を損壊する、線路に石や自転車などの障害物を置く、無人電車を暴走させる、などが含まれます。
成立要件: 危険な結果(脱線等)が「必然的」でなくても、「蓋然的(起こる可能性のある)」であれば成立し、実際に死傷者が出なくても罪になります。
保護法益: 汽車・電車・艦船の安全な往来そのものを保護する犯罪です(刑法125条)。
往来妨害罪との違い(参考)
往来妨害罪(刑法124条): 往来の妨害が生じた時点で成立する罪で、「往来の危険」の発生まで必要としない点で往来危険罪(具体的危険犯)とは異なりますが、こちらも往来の妨害という具体的な状態の発生を要します。
このように、往来危険罪は、危険な状態の発生を法益侵害の危険として捉え、現実に危険が生じうる状態を処罰する犯罪であり、その点で具体的危険犯に分類されます。
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ボードゲームを「ボドゲ」、ゲームをプレイ時間で切って「軽ゲ」「重ゲ」などと分類する向きにどれくらい伝わるかはわかりませんが、棚に並べて箱からゲーム内容を想起しているとき、「あーカレーにハンバーグ乗せたらおいしいですよね」みたいなゲームもあるし、「なにを食わされてるのか全くわからんがとにかくヤベェ」みたいなゲームもある。いいゲームは箱を並べているとビシビシと発してくるものがある。
右上に比較的小ぶりの箱がいくつかあります。これくらいの箱サイズで、他にやったことのない体験ガできると嬉しいですね。
なかでも「neue spiele im alten rom(古代ローマの新しいゲーム)」は、ちょっとしたカードとコマと、分厚いルールブックが入っているというもの。このルールブックに、カードとコマを使った小さな遊びが14個だっけか、入っている。本は単なるルールブックというより、読み物に近くて、ひとつのゲームに対して作者のクニツィア博士からの提案で「では次に全てのカードを裏向きにして遊んでみましょう。また違う体験になりますよ」などのヴァリアントがいくつも盛られている。サービス満点。でもカードとコマしか入ってないので雰囲気でボドゲしたい向きにはあんまり訴求しない。ゲーマーが家でちびちびやる(ここは「遊る」みたいな字を当てるべきかも)のに向いた、コージーかつマニアックな遊びの玉手箱です。
これは以前、ゲームを箱の形で出版できてなくて、「本」だけが売られていたのですが(用具は各自ご用意下さい)、ボドゲブームのパイの拡がりによって箱で出せるようになったものです。


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