2026年1月の大学入学共通テスト「世界史探究」に向けて、直前期の対策とポイントをまとめます。

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臼井優

2025/12/28

2026年1月の大学入学共通テスト「世界史探究」に向けて、直前期の対策とポイントをまとめます。
1. 試験の傾向と特徴
読解力重視: 単純な用語暗記では解けず、初見の史料（日記、書簡、統計）や図版を読み解く力が求められます。
時代・地域の横断: 「11世紀のユーラシア大陸」のように、同時代の異なる地域の出来事を結びつける問題が頻出です。
思考プロセスの重視: 授業での会話文などを通じて、歴史的事象の背景や因果関係を問う形式が定着しています。
2. 直前期の重点対策
年表と地図の確認: 出来事の前後関係（世紀単位だけでなく、数十年前後）と、場所の正確な位置をスタディサプリなどの映像授業や資料集で再確認しましょう。
主旨把握の練習: 史料文が出た際、「つまり何が言いたいのか」を素早く掴む練習を過去問で行ってください。
未習範囲の克服: 戦後史や文化史は対策が漏れがちですが、共通テストでは確実に出題されます。
3. おすすめのリソース
過去問・予想問題: 大学入試センターの公式サイトで過去問を確認するか、河合塾や駿台の「実戦対策問題集」を解くのが効率的です。
一問一答の活用: 知識の抜け漏れチェックには山川出版社の用語集やアプリが有効です。
4. 2025年度受験生へのアドバイス
2025年1月の試験は「世界史B」から「世界史探究」に科目名が変わる初年度（または移行期）ですが、出題の本質は大きく変わりません。焦らず、「なぜその出来事が起きたのか（原因）」と「その結果どうなったのか（影響）」を意識して復習してください。

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臼井優

2025/12/28

「第三のビール」の酒税は、2020年・2023年の酒税法改正で段階的に引き上げられ、2026年10月からはビール・発泡酒と税率が統一され、350ml缶あたり54.25円になりますが、これに伴い「金麦」がビールへ格上げされるなど、各社は戦略転換を進めています。これまで安かった第三のビールは値上げされ、ビールは減税されることで、価格差が縮まり、消費者はより好きな味を選べるようになります。
過去の酒税の推移（350ml缶あたり）
変更前（2020年9月まで）:ビール77円、発泡酒47円、第三のビール28円。
2020年10月改正:ビールは70円に減税、第三のビールは37.8円に増税。
2023年10月改正:ビールは63.35円に減税、発泡酒・第三のビールは46.99円に増税。
2026年10月からの税率統一
統一税率:350ml缶あたり54.25円（1缶あたり約7〜9円の増減）。
各社の対応と今後の動向
ビールの強化:減税されたビールは価格が下がり、メーカーは新ブランド投入や既存商品の強化で「ビール回帰」を進めています。
第三のビールのブランド変更:サントリーは「金麦」を麦芽比率を高めてビールに格上げ（発泡酒から）し、実質的な増税を回避する戦略をとっています。
市場の変化:安価な「第三のビール」の減少と、手頃な価格帯のビールが増えることで、消費者は「価格で選ぶ」から「味で選ぶ」時代へ移行すると見られています。
補足
この酒税改正は、ビール、発泡酒、第三のビール（新ジャンル）といった分類の垣根を取り払い、公平性を保つためのものです。
ノンアルコールビールは酒類に該当しないため、消費税の軽減税率（8%）が適用されます。

臼井優

2025/12/28