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あこ
フィリップ・K・ディック/著
ハヤカワ文庫#読了
ディック作品の中でも、傑作との評価が高い本作。
この物語は、全面ジャンキー(麻薬中毒者)たちのかなりイカれた会話で進んでいく。
主人公の覆面麻薬取締官フレッドこと、ボブ・アークターは、流通しはじめた物質D(麻薬)の供給源を突き止めるためにおとり捜査をしていた。
しかし、彼もその過程で物質Dの中毒者になってしまった。
その中でフレッドは自分本人であるボブ・アークターの監視を命じられ、もうフレッド=ボブ・アークターなのかどうかすらもわからなくなっていく。
自分を監視する自分という矛盾に満ちた環境に自我が引き裂かれる。ディックらしい悪夢が展開されていく。果てのない薬物摂取。そして全編が饒舌な中毒者の会話と分裂した自我の叫びで構築されている。
全面的にジャンキーの言葉で語られ、ジャンキーの視覚で語られる世界は、ぐちゃぐちゃに乱れていく。
この作品は、作者であるディック自身が麻薬に溺れ、その過程で多くの友人の死、また自身の健康をなくした過去に捧げられているという。
そのせいか、終始語り口もどこか悲惨で、救いのないイメージが纏わりつく。
しかし、是非にも最初から丁寧に読んでいって欲しい。
最後に必ずググッと胸に迫るラストが待っている。
このラストを迎えるためだけにも、この本は読む価値がある。
#読書

コメント
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むこ


ayauuu🥝

朝視
ご訂正やご提案があれば、遠慮なく教えてください。
「人生で最悪の日」?
Chanie Gorkin
「今日は人生で最悪の日だった」と。
だから私を説得しようとしないで、
毎日の中に何かいいことがあると。
ともかく、よく見れば分かるに違いない、
この世界は悪に満ちた場所だ。
確かに、
優しさがきらめくことがある。しかし
満足感も幸せも続かない。
こんな言葉は嘘だ、
すべて頭と心の中にある。
だって
真の幸せを手に入れられるのは周りの環境がいい時にだけ。
これなど嘘だ、
「善が存在する」
きっとあなたもこう思うはず、
「現実が物事への態度を決める」と
「自分の力ではどうにもならない」と
だから私は決してこう言うことはないだろう、
「今日は良い一日だった」と。
*
今度は、下から上に
ひっくり返して読んでみてください。


らんま🧞♀️

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