ジッポーはアメリカ人ごっこのために買った。｜とうれの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

SUP（スタンドアップドル）してます。ほぼSDPだけど。

きっと私のことだから、まだまだ出来るだろうけれど、あと何回出来るのかなと考える。

私はいつも過ぎていく時間を惜しんでる。だから今を目一杯楽しむ。

いつの時代の過ぎた時間を思い出すと胸がざわつく。懐かしむのではない。鮮明に思い出し戻れないことを実感する。もう戻れない眩しい時間。今もきっとそうなる。だから今を目一杯楽しむ。

時間は過ぎていく。

娘たちが３歳から通ったプラベートビーチのような小さな浜。山道を15分ほど下るとその浜がある。施設は何もない。透明度が高い小さな磯があるだけ。そこが好きで毎年通った。

植生が豊かで魚も貝の種類も多く沢山いた。何時間でもスキンダイビングしていられた。友達にも体験して欲しくて何組も招待した。

同じく、その浜が好きで毎年通う人たちが何組もいた。中には20年以上通い、お孫さんを連れている方もいた。

約束はしないけれど毎年会う人たち。

娘たちの成長を見守ってくれた。娘たちが拾ってプレゼントした貝殻やタコノマクラを家に飾る人もいた。小さな手の平からニコニコ渡された貝は宝物だと言っていた。

そのお気に入りの小さな浜へSUPで向かう。淡い期待は裏切られる。

今、その浜はクルーザーとジェットスキーの溜まり場になってしまった。海中は濁り、常に低いエンジン音が鳴り響いている。

そして、もうあの人たちはいない。

あの時も脳に刻むように自分に焼き付けた。汚れてしまった浜を見て鮮明にあの時を思い出す。

あの宝物のような小さな浜は幻になってしまった。今はもう私の脳内にしか存在しない。

時間は過ぎていく。

だから今日も今を目一杯楽しむ。