#トロン #映画｜かめかめの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

🌌 人類という名の鏡～僕らが世界に貼ったラベル～
中高生の皆さん、世界は誰の基準で動いているのだろう？
それは、僕たち、**人類（ホモ・サピエンス）**という名の生き物だ。
僕たちが、この世界のすべてに、勝手に**「ラベル」**を貼り付けているんだ。
1. ⚖️ 善悪の境界線：動物と人間の違い
森の中、ライオンがシマウマを追う。それは「悪」だろうか？
違う。ライオンはただ、生きるという、シンプルな本能に従っているだけ。
動物たちには、人間が作った複雑な**「善」も「悪」もない。
あるのは、「生存」と「適応」**という、たった二つの命令だ。
でも、僕たち人間は違う。
僕たちの社会は、「ルール」と「道徳」という見えない鎖でできている。
人間にとって「安全」で「便利」なものを**「無害・善」。
人間にとって「脅威」で「不都合」なものを「有害・悪」**。
この線引きは、宇宙の真理じゃない。
僕たちの**「都合」**という名の、定規で測られたものなんだ。
2. 🦇 邪悪なレッテル：魔族と光の嘘
次に、物語の中の「悪」について考えてみよう。
なぜ、「悪魔」や「魔族」は、存在するだけで「邪悪」なのだろう？
彼らは、ただ彼らの方法で生きているだけかもしれないのに。
これは、人類が作り出した**「闇の貯蔵庫」**だ。
僕たちは、自分たちの社会で起こる「失敗」「憎しみ」「不安」といった、目を背けたい感情を、一箇所に集めて「悪魔」という存在に押し付けた。
「あいつらが悪い。だから僕たちは正しい。」
この単純なレッテル貼りが、**「魔族」を永遠に悪の象徴にし、人類の罪やエゴを「言い逃れ」**るための最高の口実になったんだ。
闇の勢力と光の勢力。この二元論（二つに分ける考え方）は、世界をシンプルに見せる魔法だが、真実の複雑さを隠すベールでもある。
💡 ポエム：人類という名の鏡
世界は鏡。映るのは、君たち人類（ひと）。
正義の旗を振る時、その下には誰かの不利益がある。
悪を指差す時、それは自分たちの影を見ている。
僕たちが定めた基準で、命は価値を測られ、
僕たちが作った理屈で、他者は裁かれる。
動物はただ生き、光と闇はただ存在する。
複雑なのは、生きる理由と言い訳を求める、
君たち人類という名の、傲慢で、孤独な生命なのだ。