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すん
又吉直樹さん × ヨシタケシンスケさん
小説と絵本、異なるジャンルの表現者が交互に物語を紡ぐというユニークな構成が印象的な一冊。(文庫本ではなく単行本です。)
舞台は、老い先短い王様が世界中の“珍しい本”にまつわる話を集めよと命じたところから始まります。二人の作家が第十三夜まで、それぞれ「その本は…」という書き出しでショートショートを語るスタイル。
又吉さんの文章には独特の余韻と哲学的な奥行きがあり、ヨシタケさんの絵と短文には、日常を切り取るユーモアと深い共感が潜んでいます。
特に心に残ったのは「ボロボロの本は、持ち主が何度も何度も読み返した証」という一節。本に描かれた物語とは別に持ち主さんとの思い出も本自体に宿る物語と感じさせられ、ハッとする視点でした。
上質な装丁も魅力のひとつで、まるで本そのものが王様への献上品であるかのような贅沢さ。
最後のエピローグまでしっかりオチがついていて、読み終えた後にふっと笑みがこぼれる、不思議な読後感を味わえます。
#読了 #読書 #単行本

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