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Marleaux D
特別な一枚。このアルバムはそう言って差し支えない。ふたりの大切な友人と繋がる為の大きなキッカケを齎してくれたからだ。
物書きであるMとは、生前のMick Karnの闘病支援グループで知り合った。他にも共通する趣味はあったものの、それまでのやり取りの中で、博識で多忙な身の彼は浅識な私に見切りをつけようとする正にそんなタイミングだった。だが、当時マニアでもなければ知らない埋もれた名盤を私が取り上げた途端、彼の態度は豹変し俄然私への興味を示し始めたのだ。もしもあの時、あのタイミングでこのアルバムの話題を出さなかったならば、そのまま友人となることもなく、ネット越しの交流は断ち切られていただろう。以後、その日を境にしてオフでもバカ騒ぎするほどの仲となった。
或る共通の音楽家を通じて知り合ったHとの関係も同様だ。売れたバンドのメンバーであった彼とは、共通するバックボーンに話を弾ませることはあったが、このアルバムを出すや否や、それこそ大きなリアクションを見せ関係は激変した。繋げてくれた音楽家はその後急死してしまうのだが、彼ほど私に多くのことを齎してくれた人もいない。音楽全般は勿論のこと、ミュージシャンズ・ミュージシャンとしても、Hを始めとする多くの繋がりを含めて。
大きなホールでファンを集めて執り行われたお別れ会の時、人混みから私を見つけたHが友人の死後に作ったユニットで、ずっとやりたかった音(本アルバムに誘発されたもの)を漸く聴いてもらえると語ったのを今も覚えている。
私がこのアルバムを見つけたのは、輸入盤レコードの棚の中だった。当時ジャケットに釣られて取り出したアルバムのクレジットに声が出るほど驚いた。一曲目がDavid Sylvianとのデュエット、そしてアルバム全体のプロデュースには坂本龍一の名がクレジットされていたからだ。まだ無名のSSWであった彼女のプロデュースを教授がやる経緯がどうであれ、女性ボーカルモノのプロデュースには特別な魅力を感じていた。このアルバムとの出会いが偶然であったのか必然なのか、これが後にふたりの友人との繋がりに大きな影響を与えることになろうとは思も寄らなかった。
今後このアルバムを特別な一枚として共有できる友人が現れるだろうか…
#特別な一枚

Some Small Hope
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SYUYAとはどんな人物?
SYUYAは、主に日本の音楽シーンで活動しているアーティストやクリエイターの名前として知られています。以下に、SYUYAに関する特徴や背景をまとめます。
音楽スタイル: SYUYAは、ポップやロック、エレクトロニカなど、さまざまなジャンルを融合させた楽曲を制作しています。特に、キャッチーなメロディと独自の歌詞が特徴です。
活動内容: シンガーソングライターとしての活動に加え、他のアーティストへの楽曲提供やプロデュースも行っています。ライブパフォーマンスにも力を入れており、観客とのインタラクションを大切にしています。
影響を受けたアーティスト: SYUYAは、国内外の多くのアーティストから影響を受けており、そのスタイルには多様性があります。特に、90年代のJ-POPや海外のインディーミュージックからの影響が見られます。
ファン層: 若い世代を中心に支持を集めており、SNSを通じてファンとのコミュニケーションを積極的に行っています。これにより、ファンとの距離感が近く、親しみやすい印象を与えています。
SYUYAは、今後の音楽シーンでの活躍が期待されるアーティストの一人です。

よる🌙

餃子

天かす

一乃@6/9

そうて
ま、思い通りに行けばいいですね。
来年楽しみだけど
自然のせいにだけはしないで欲しいかな
それなら、誰でもいい事になるので^^

は
#miutalk

き
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mog
おお!僕もこの曲は人生の10曲に入ります[大笑い]✨
森熊
驚くべきことかな 僕も このアルバムは持っています もちろん、デヴィッド 坂本の流れから、 どのようにしてこのアルバムを知ったのか 今では覚えてはいませんが 長く愛聴していました まさか、ここでこのアルバムに出会うとは夢にも思いませんでした [笑う]